エコトピックス【ゾウさんと共に生きる】
南部アフリカの内陸に位置する「ボツワナ」には、世界最大の自然保護区
「カバンゴ・ザンベジ国際保護区(通称KAZA)」があります。
ここには、アフリカ大陸のゾウのおよそ半数、
32万5000頭の生息域をカバーしているといわれています。
しかし、KAZAは当初から重い課題を抱えていました。
「個体数が増えているアフリカゾウと、人間との軋轢を克服しなくてはならない」という問題です。農地がゾウに荒らされる被害も多いとおいうことで、これはボルネオと同じ。
そんな中、WWFが支援している、アフリカ南部に位置するザンビア共和国
(かよちゃんが海外青年協力隊で行ってた国)の小さな村「カクウェンガ(Kakwenga)」では、
こんな対策が効果を上げているそうです。
トウガラシとゾウの糞を水で混ぜた“トウガラシ爆弾”。
これを農地の周囲に撒いたところ、ゾウの侵入防止に成功したそうです。
農家には、トウガラシ栽培という新たな収入源も生まれているということ。
こういった動物との共生方法が、もっともっと研究されると良いのに。