2012年03月29日

エコトピックス【ゾウさんと共に生きる】

南部アフリカの内陸に位置する「ボツワナ」には、世界最大の自然保護区
「カバンゴ・ザンベジ国際保護区(通称KAZA)」があります。
ここには、アフリカ大陸のゾウのおよそ半数、
32万5000頭の生息域をカバーしているといわれています。

しかし、KAZAは当初から重い課題を抱えていました。
「個体数が増えているアフリカゾウと、人間との軋轢を克服しなくてはならない」という問題です。農地がゾウに荒らされる被害も多いとおいうことで、これはボルネオと同じ。

そんな中、WWFが支援している、アフリカ南部に位置するザンビア共和国
(かよちゃんが海外青年協力隊で行ってた国)の小さな村「カクウェンガ(Kakwenga)」では、
こんな対策が効果を上げているそうです。


トウガラシとゾウの糞を水で混ぜた“トウガラシ爆弾”。
これを農地の周囲に撒いたところ、ゾウの侵入防止に成功したそうです。
農家には、トウガラシ栽培という新たな収入源も生まれているということ。

こういった動物との共生方法が、もっともっと研究されると良いのに。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120328-00000002-natiogeop-int.view-000

エコトピックス【海底2里】

フランスの小説家 ジュール・ヴェルヌの1870年の作品に
『海底二万里』(7万8千545 .4545km)がありましたが…

『アバター』、『タイタニック』などの大作を世に送り出した映画監督の
ジェームズ・キャメロンが、3月26日、海の中で最も深い「マリアナ海溝」の
「チャレンジャー海淵(かいえん)」に着底することに成功しました。
コレを実現するため、キャメロンさんは、7年の開発期間を費やし高さ7メートルの
「DEEPSEA CHALLENGER(ディープシー・チャレンジャー)号」を建造しました。

ジェームズ・キャメロン自身が「直立魚雷」と呼ぶ「たて長」の潜水艇は、
分速約150メートル(時速約9キロ)で回転しながら、
深海1万898メートルめざして降下していきます。

事前の想定では、チャレンジャー海淵に90分ほどで到達すると計算されていましたが、
実際には2時間36分かかって到達。

今回の海底探査は、最大6時間かけて、海溝の底の「標本」を採集したり、
ビデオを撮影したりする計画だでしたが、潜水艇の油圧系統に漏れが発生して
コックピットの窓を覆ってしまいい、視界が悪くなったこともあり、
ミッションは途中で打ち切られてしまいました。

しかし、チャレンジャー海淵を制覇した人類はキャメロンさんで3人目。
単独潜航としては史上初の快挙です。

チャレンジャー海淵の生態環境はほとんど解明されていないため、
キャメロンが採取した標本や、フィルムに収めた映像は、発表まで予測がつきません。


帰還した、ジェームズ・キャメロン曰く


「海底には広大な未知の領域がある。私たちがそこを理解するにはしばらく時間がかかるだろう。私の印象は、まったく月のようだというものだった。非常に孤独感があった。まるで、ある日、宇宙に出かけ、ほかの惑星に行って帰ってきたような気分だ」と話したということ。

キャメロンの作品には、89年製作の深海SF映画の傑作『アビス』や
「DEEP OCEANS 海底火山の謎」などがありますが、
今回の体験がどんな作品にフィードバックされるのか?期待したいところです。

2012年03月22日

エコトピックス【ハエも「やけ酒」?】

交尾ができない状況に置かれた「ショウジョウバエ」のオスは、そうでないオスに比べて、
アルコール入りの食物を多く取ることを、アメリカの研究チームが明らかにしました。
欲求不満によるストレスが、この「やけ酒を飲む的行動」に関係しているそうです。

実験によりますと、
交尾できるオスは、満足感が高いときに脳内で増える「神経伝達物質」が多く、
アルコール摂取は少なかった。と…
一方で、メスに振られたオスは、満足感が高いときに増える
「神経伝達物質」の量が少なく、アルコールの摂取量が多かった。ということ。

交尾ができず、この「神経伝達物質」が不足した状態がつづくと、
脳に満足感を与えるアルコールに依存するようになるらしいんです。

哺乳類にも同様の物質があり、
研究成果は「アルコール依存症や薬物中毒」のメカニズムの解明に
つながる可能性があるそうです。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2865628/8651961

エコトピックス【3月1日から「ハッピーエレファント」発売】

このコーナーで、幾度となくお伝えしている通り、パーム油の生産地のボルネオでは、
世界的な食糧需要の増加に伴って、パーム油の原料となるアブラヤシの農園が拡大しています。

このことにより、ボルネオの熱帯雨林が減少。そこに住む、象をはじめ、
野生生物の絶滅が危惧されています。

「ハッピーエレファント」
これは、サラヤが、新発売した「ランドリー&自動食器洗浄機用の洗剤」の名前です。


象を守る意味を込めて名付けられた、「ハッピーエレファント」

環境に配慮した「植物油」を原料に、酵母の発酵技術で作り出した天然洗浄成分を、
他の食品成分と合わせ、高い洗浄力と安全性を確保しています。

サラヤは、「ハッピーエレファント」を「サスティナブル未来型洗剤」と呼んで展開し、
今後も、アイテムを拡充していくそうです。

売り上げの1%は、「ヤシノミ洗剤」と同様、野生生物の生息地を回復させる環境保護団体
「ボルネオ保全トラスト」の活動に使われます。


http://www.happyelephant.jp/




ハッピーエレファント・ウェブサイト

エコトピックス【「国連 持続可能な開発会議」まで、あと100日】

いまから、20年前、1992年に、環境分野における記念碑的な国際会議「地球サミット」が、
ブラジルのリオ・デジャネイロで開催されました。

この「地球サミット」は世界に、環境破壊に対する警告と、環境保全の意識とを喚起し、
「持続可能な社会」を、私たちの「新たな未来像」として提唱。
そして、世界中に広く知らしめた、歴史的な催しとなりました。

1992年の「地球サミット」から20年。今年、6月20日から22日までの3日間、ブラジルの
リオデジャネイロで、環境の国際会議「リオ+20(rio plus twenty)」が開催されます。

「リオ+20」では、各国から首脳レベルが出席し、持続可能な開発を実現するための
「制度的な枠組み」や「貧困根絶」などについて話し合い、
そこでの成果は「政治的文書としてまとめられる」ことになっています。

「リオ+20」の開催に向けて、国内でもさまざまな動きが活発化していますが…
今週末、24日(土)には、京都市の京都テルサで、特別シンポジウム
「地球サミット『リオ+20』に向けて~私たちが、望む未来とは~」が、開催されます。

ここでは、「リオ+20」に向けた活動に取り組む関係者による講演や、
トークセッションなどが行われる予定です。

日時: 3月24日(土)13時~17時
場所:京都テルサ 第1会議室(最寄駅は、地下鉄 九条駅 または 近鉄 東寺駅)
参加費:500円です。
トークセッションには、ボルネオ取材や、昨年・夏のECO FLAPイベントでお世話になった
ボルネオ保全トラスト・ジャパンの中西宣夫さんも出席されます。

2012年03月16日

エコ・メッセージ【角松敏生】

今週は、30th Anniversary Yearの角松敏生さんからメッセージが届きました!


角松さん自身がセレクトしたリメイクベストアルバム「REBIRTH1~re-make best ~」も必聴です。



世界中の海をダイビングされているそうですが、海中のゴミをみるたびに心が痛むとのこと。「海に敬意を」というメッセージを残してくれました。

30th Anniversary Complete Live Tourは、2012年6月16日(土)17日(日) 梅田芸術劇場にて開催。

16日(土)開場 17:30 開演 18:00
17日(日)開場 16:00 開演 16:30
料金 全席指定\8,000(税込)
   スペシャルシート\10,000(税込)

※梅田公演のみ2階1列目がスペシャルシートとなります。詳しくはサウンドクリエーターへお問合せ下さい。
お問合せ:サウンドクリエーター 06-6357-4400





http://www.toshiki-kadomatsu.jp/



角松敏生 オフィシャルウェブサイト

2012年03月08日

エコ・メッセージ【TiA】

今週は、TiAさんからメッセージが届きました!


リリースしたばかりの「Love Attendant」。タイトルの意味は…あなたの恋のアテンドを!ホワイトデーも近いしね♥ウフ


歌をうたいに「自然」の中へお出かけすることが多いそうです。神戸に泊まったときには一人でホテルを抜け出し六甲山へでかけたりもしたそうです。


エコなこととして、節電はもちろん、ソイキャンドルを使って過ごすそうです。
ソイキャンドル。100%ピュアなソイ(大豆)ワックスで作られています。エア ピュアリング(空気清浄)の効果があり、燃えるほどに空気中の不純物を減退させ、ピュアな空気を作り出してくれます。普通のキャンドルに含まれるパラフィンなどの人工の物質は一切含まれていません。キャンドルの芯にも気を使い天然の麻を使用していますので、煤(すす)の排出を抑え、よりきれいに、そしてより長く燃えることが可能です。是非チェックしてみて下さい。





http://ameblo.jp/tia-blog/


TiA オフィシャルウェブサイト

2012年03月01日

エコトピックス【国内最高齢のホッキョクグマがなくなりました。】

上野動物園で飼育されていた、メスのホッキョクグマ「レイコ」が亡くなりました。


1984年、生後11カ月でロシアから来園。
プールに飛び込む姿が子どもから人気を集めていました。 


「レイコ」は、28歳2カ月で、国内で飼育されているホッキョクグマとしては最高齢でした。

 
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120224/tky12022421430011-n1.htm

一方、昨年11月、北欧・デンマークで生まれたホッキョクグマの赤ちゃん「シク」が、
地球温暖化問題に警鐘を鳴らすホッキョクグマの「環境大使」として本格デビューしました。


シクはの名前の由来はグリーンランドの言葉で「海の氷」を意味します。
地球温暖化によって北極海の海氷が減少すれば、氷の上で獲物を採るホッキョクグマの生存が脅かされます。


「環境大使」シクの愛らしい姿をきっかけに環境問題を考えてもらうのが狙いです。

http://www.cnn.co.jp/fringe/30005747.html

エコトピックス【1カ月でゾウ300頭が犠牲に】

1月中旬以降、野生のゾウ約300頭が、象牙を目当てに密猟され、殺されたと、アフリカ中西部、カメルーンの政府当局者が明らかにしました。

公式推計によれば、カメルーンに生息するゾウは1000~5000頭。ただでさえ絶滅が危惧されている状況が、密猟によって一層、悪化する恐れもあります。

親を殺されてしまい、離ればなれになった子ゾウも多数見つかっているそうで、こうした子ゾウは飢え死にしてしまう可能性が高いといいます。

象牙は、アジアやヨーロッパに密輸され、武器購入のための資金源になっており、そういった武器は、スーダンや中央アフリカ共和国などの紛争に使われています。

カメルーンの国立公園内には、さらに多くのゾウの死骸があることが予想され、当局は密猟者の集中的な取り締まりに乗り出しているということ。

http://www.cnn.co.jp/fringe/30005678.html

エコトピックス【3万年前の花が咲きました!】

ロシアの研究チームが、シベリアの永久凍土で見つかった「約3万年前の植物の実」から種を取り出し、花を咲かせることに成功しました。

当時はマンモスが繁栄した時代で、シベリア永久凍土からは、マンモスの毛も発掘され、毛に付着した細胞のDNAが解読されています。ちなみに、花が咲く植物を「復活」させたのは初めてで、この技術を使えば、絶滅した植物を復活させて、医薬品開発などに役立つ遺伝子を見つけたり、進化の過程を解明したりできると期待されています。

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022001002060.html

エコトピックス【「つながり」をテーマにした動物写真展が開催中です】

大丸梅田店(みせ)15階、大丸ミュージアム梅田で、「岩合光昭(いわごうみつあき) 写真展『どうぶつ家族』」が始まっています。

1950(昭和25)年、東京生まれの岩合さん。19歳のときに、動物写真家の「お父さんの助手」として「ガラパゴス諸島」を訪れ、自然の驚異に圧倒されて、同じ動物写真家の道を歩み始めたそうです。現在は、世界各地で大自然と野生動物を撮影する一方で、犬や猫など、身近な動物も撮影されています。


「猫の取材をしているとき、『初対面の人に寄り付くのを初めて見た』と飼い主さんに言われた。僕と猫の間に特殊な関係があるのかも」と語る岩合さん。この展覧会では、岩合さんの写真の中から、「タンザニアで撮影されたライオンの家族」「中国で撮影されたジャイアントパンダ」「カナダのホッキョクグマ」「マウイ島沖のザトウクジラ」など、自然と動物のつながり、家族愛、生命をテーマにした約140点が展示されています。


「岩合光昭 写真展『どうぶつ家族』」。3月5日まで、大丸ミュージアム梅田で開催
開場時間は10時~19時30分(最終日は18時まで)。入場料は、一般=700円となっています。



http://www.digitaliwago.com/news/index.html


岩合光昭 オフィシャルウェブサイト