2009年08月31日

キナバタンガン・ジャングル・キャンプ

キナバタンガン・ジャングル・キャンプ


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オーナーのRobertさん。
鳥と会話できるという特技を持っています。


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ロッジのすぐ脇がゾウの通り道になっているそうです。


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これからナイトウォークに出かけます。
緑色の靴下のようなモノは、ヒル避けソックス。


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上半身も完全防備!一歩踏み出すと漆黒の闇です。


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森に入ったとたん、キヨコの足に飛び乗ってきたのは
世界最小クラスのカエルです。「ミクロララ」。

(最近さらに小さいカエルが発見されたそうです)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009032701&expand

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ゾウのフンです。今日は会えなくて残念だったな〜


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キナバタンガン川・エレファントウォッチ

この草むらの奥、数十メートルの所1頭います。
気配はするけど出てきません。
大物女優じゃないんだから...

「ヴォゥゥゥゥ...ッ!」と唸っています。
「オレの飯を邪魔すんな!」ってカンジでしょうか?


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Leeさんが、上陸!
見に行ってくれてます。


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10分ほど待ちましたが、ゾウは顔を見せてくれませんでした。
残念。(このあと、ほどなくして川辺に出てきたと報告がありました)


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いまやボルネオゾウは1000頭あまりしか残っていません。
キナバタンガン川をさらに上流へ...

キナバタンガン川・リバークルーズ

そろそろ日が傾き始めます。
熱帯雨林の空...


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雨雲が現れると、一瞬で雨が降ってくるそうです。
急に空が暗くなってきました。やばそうです。


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急いで機材を保護して...
降られちゃいました...


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虹です。


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キナバタンガン川・エレファントサーチ

次に「テネガン」というエリアに向かいます。
ゾウに出逢えるでしょうか?

キナバタンガン川を遡上します。


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川幅は100m以上あります。


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ゾウがいそうですよ。川岸の草が倒れてます。
倒れた草が枯れていれば4〜5日前にゾウがいた証拠。
緑だったら数日前、あるいはこの近辺にいます。


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ゾウは水辺で水を飲んだり、水浴びをします。
このように水辺の土が崩れているところはゾウが活動した証。
時には、100mある川を泳いで対岸に渡ります。
運が良ければ見られるそうですが...


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2009年08月11日

メナンゴール川 その4 命の架け橋

相変わらず、空はブルーです。


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ワニ!と思ったら水中にしずんでしまいました。
「イリエワニ」の子供です。3mを越えると人間のことを「エサ」と認識するそうです。こわっ!
背中わかります?


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川にロープが張ってあります。
分断されてしまった森の動物たちが、対岸と行き来できるようにするための架け橋
ちょっと心許ないですね?


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さらに上流へ!
今度はしっかりした架け橋です。
これ、消防車の放水ホースです。
東住吉消防署から寄贈されました。


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オランウータンは泳げません。
水の上も怖くて渡れないそうです。
この橋のように頑丈なモノでなければなりません。


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橋についてくわしくは、ボルネオ保全トラストジャパン
【吊り橋プロジェクト】をごらんください!
 http://www.bctj.jp/

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メナンゴール川 その3 トカゲもいた

ここまで近づきました。
皮肉なことに森が小さくなったので、
狭いエリアでたくさん動物に出逢えます。


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カニクイザルでしょうか?
毛のはえ方は「シルバーリーフモンキー」のようですが...
ハイブリッド化も進んでいると聞きました。


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「マレーオオトカゲ」大きくなると全長180cmにも達します。


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「キタカササギ・サイチョウ」
くちばしデカっ!

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メナンゴール川 その2 カニクイザルに出会った

カニクイザル発見!


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なんか食べてます。


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あ、見つかりました。


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身軽っ!


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2009年08月10日

メナンゴール川 その1 テングザルに出会った

テングザル発見。
ファミリーですねっ!


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鼻ながっ!これは...お父さんですね。
ボルネオの固有種です。
テングザルは一夫多妻制。ハーレムを形成しています。


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うっ!鵜っ!
「アジアヘビウ」です。


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今回お世話になったガイドのLeeさんです。
このように、船の舳先にガイドさんが立って、動物たちをサーチしてくれます。
我々が見逃しそうなポイントでも、的確に動物を見つけ出してくれます。


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スカウ村からメナンゴール川へ

スカウ村から、上流のビリット村に向けて出発です。
キナバタンガン川を上っていく感じ。
移動手段は「ボート」です。

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太陽がギラギラで暑いです。

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出発してまもなく、そこから支流のメナンゴール川に入っていきます。
ここの川沿いには、「ネイチャーキャンプ」に訪れる人々の「リゾートホテル」があります。

リゾートホテルのない右岸は動物たちの保護区となっていますが、
リゾートホテルのある左岸は地元の人々が経営する「リゾート」となっています。

本当なら「リゾート」もナシで、動物たちに住んで欲しいところなのですが、
この「リゾート」がなければ、地元の人々はこの土地を「プランテーション経営者」に売ってしまうでしょう。
売られた瞬間に、この森は「アブラヤシ」の畑になってしまうでしょう。
かくのごとく、熱帯雨林を保護することは難しいのです。

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結構速いスピードで走るボート。
ここの川幅は15〜20mといったところでしょうか?

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ボルネオ・エコツアー 現地調査隊 募集中!

ヤシノミ洗剤の売り上げの1%で、ボルネオの保全活動を支援しているサラヤでは、
マレーシア・ボルネオ島の現状、そして大自然の魅力を知っていただくために、
ボルネオ・エコツアーを企画。現地調査隊としてペア4組8名を募集しています。

実施日は、9/18(金)〜9/22(火)
応募〆切は7月31日まで。

エントリーはこちら

http://www.yashinomi.co.jp/borneo/?utm_source=yashinomi&utm_medium=banner

2009年08月03日

スカウ村

セピロクからバスで2時間。
「スカウ」という村にやってきました。
ネイチャーツアーの起点になる村です。

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森をずんずん歩いていきます。
すると、坪内センセイが見せてくれました。
アブラヤシの果実です。ちっちゃい。

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切ってみました。周辺の黄色い部分が
マーガリンやマヨネーズ、調理用油などの食品原料として使われます。

真ん中の白いところからは「パーム核油」と呼ばれる油がとれます。
これは、化粧品や洗剤、潤滑油などの原料として使われます。

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森の奥にログハウス!ここで昼食をいただきます。

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登ってみると!キナバタンガン川です!
サバ州最大の川で、全長560km。
下流〜中流域で野生の動植物をウォッチングします。
オランウータンやテングザルにはあえるのでしょうか?

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セピロク→スカウ2 マーケット

さらに道中!
マーケットがあったので立ち寄りました。

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ナチュラルな色彩です!

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スネークフルーツというそうです。
みたままです。お味は...甘酸っぱくリンゴのよう
らしいんですが...

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まだ熟してなくて、渋かったです。残念。

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途中でFM OSAKAのRIOちゃんと電話。
赤道周辺、熱帯雨林のど真ん中、移動のバスの中です。
もう我々は、携帯から逃れられません(苦笑)

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セピロク→スカウ1 プランテーション

ボルネオの「熱帯雨林の夜明け」を体験し、森を追われたり、親を失って孤児となってしまった
オランウータンと出会った私たちの次の目的地は…ボルネオ北部の内陸「スカウ」という村です。
その村の周辺で野生のゾウやオランウータンに出会うためです。
車を走らせて1時間。お手洗いの休憩です。

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みはらしがい〜
そらひろい〜
みどり〜
でも

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見渡す限りのグリーン。これすべてアブラヤシの農園です。
ボルネオ島北部が一種類の植物で埋まっています。
プランテーションを1カ所作ると、最低3000ヘクタール(東京ドーム650コ分)の森を伐採します。
サバ州では、2006年、124万ヘクタール (東京ドーム26万8000コ分)がプランテーションとなっています。

2006年現在 プランテーションは、マレーシアの17%に相当する面積を占めています。

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この森がゾウやオランウータンなど、野生動物の棲む場所を分断しています。
アブラヤシは、私たちの食用に生産されています。不気味な光景です。