2011年02月24日

エコ・メッセージ【加藤登紀子さん その2】

2週目の登紀子さんです。BEGINの「パーマ屋ゆんた」を元・彩風の仲田かおりさんとカバーしました!2/2にリリースされています。


先週は、「ボルネオの体験談」をお話しいただきましたが…登紀子さんは、UNEP(国連環境計画)の親善大使として、様々な国を訪れ、環境問題を目の当たりにしてこられました。今年に入って、バングラデシュ・ネパールを訪問されたそうで、そんなエピソードをお話しいただきました。
http://www.tokiko.com/ecologist/unep/2011.1.11/unep_2011.1.11.html

【加藤登紀子 公式サイト】
http://www.tokiko.com/

2011年02月17日

エコ・メッセージ【加藤登紀子さん その1】

今日は、加藤登紀子さんからのエコ・メッセージが届きました。
以前、娘さんのyaeさんがメッセージを寄せてくれましたが…オトキさん…1997年には、 WWFジャパン(世界自然保護基金 日本委員会)の評議員に就任。2000年には、 UNEP(国連環境計画)の親善大使にも任命されるなど、
環境問題について深く関わっていらっしゃいます。ボルネオにも、2006年に訪れていらっしゃるんですよ。

「赤道の島、ボルネオ。」 マレーシア・サバ州訪問のレポートは以下のリンクからどうぞ
http://www.tokiko.com/ecologist/unep_top.html


【加藤登紀子 公式サイト】
http://www.tokiko.com/

2011年02月10日

エコトピックス【「流氷」が生態系を守る】

オホーツク海から北海道・知床沿岸に連なる流氷を、
温室効果ガスを観測する技術衛星「いぶき」がとらえました。この画像は、海と陸の生態系のつながりを示す貴重な画像として注目されています。

世界遺産である「知床」の生態系のピラミッドは、流氷に付着したプランクトンを始点とする食物連鎖で成り立っています。
この「流氷」は、平年より3日早く、北海道に接岸したそうです。「流氷」でつながる生態系…「流氷」侮れません。

http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/02/20110201dde041040005000c.html

エコトピックス【「不法投棄。ダメです。】

いま、ブラウン管などアナログテレビの不法投棄が、富士山麓で急増していることが分かりました。

富士北麓地域、5つの市町村が、2011年に処分した 「不法投棄テレビ」は119台。すでに昨年度の90台を上回っています。7月から「地デジ」へ完全移行するため、各自治体は「残り半年でさらに増えるのではないか」と心配しています。

ブラウン管テレビの場合、リサイクル料金は3000円前後かかります。「ごみ集積所」に放置した場合も不法投棄にあたります。 みなさん、「不法投棄」やめてください。

http://www.usetm.com/pic-news/shownews.asp?id=1375

エコトピックス【「ウナギ」のお話】

古くから日本の食文化に深い関わりを持つウナギですが、川と海を行き来したり、地上を這って移動するコトもできるなど、その生態は意外と知られていません。

研究者の間では、40年ほど前から、本格的に「ウナギの誕生の謎」を探る調査に力を入れていて、2005年まで、「どこの海で、どのように産卵するのか?」ということさえ、正確には把握されていませんでした。しかし、

日本の研究チームによる、40年来の調査によって、天然の「ニホンウナギ」が「海で産んだ卵」が、世界で初めて発見されました。

ニホンウナギの卵の、直径は平均1.6ミリ。その卵が孵化(ふか)するまでの間、海の中に「卵の形」で漂うのはわずか1日半。卵の捕獲はヒジョーに難しいとされてきました。

研究チームは過去の調査データから、産卵が「新月のころ」に行われると推定。日本から、およそ2500キロも離れた「ミクロネシア連邦」の経済水域である、マリアナ諸島の海域を集中的に調査した結果、ニホンウナギの卵を世界で初めて発見。
という偉業を達成しました。

ウナギの養殖には、年間1億匹近い「天然の稚魚」を捕まえて使っているそうですが、ニホンウナギの稚魚の漁獲量は1970年ごろに比べて1~2割程度に激減しています。さらに、稚魚の「生き残る率」が低く、養殖しようにも大量生産ができません。

この発見が何故すごいかというと…
今回の発見は、ウナギを卵から育てる「完全養殖」の実用化に役立つコトになり、おいしいウナギを「安く」「安定的に供給できる」可能性が高まったことを示しています。

http://www.asahi.com/science/update/0202/TKY201102010617.html

2011年02月03日

エコトピックス【エコなアプリ】

エコなアプリケーションの話題。
急速に利用者が広がっているスマートフォンですが、iPhoneをお使いの方、多いですよね。

楽しくエコドライブすることを促進するためのiPhoneアプリ「A Glass of Water」 がリリースされています。

このアプリを起動すると、画面に水が入ったコップが表れます。
そして、iPhoneをダッシュボードや、助手席において運転を開始してください。
車が揺れると「画面に表示されたコップ」から、水がこぼれてしまいます。
ドライバーは、その水をこぼさないように運転してください。

急加速や急ブレーキを抑えた、エコドライブにつながる…というアプリです。

いま、お車を運転されている方…エコドライブ&セーフティドライブ。してますか?

http://www.ideaxidea.com/archives/2010/07/a_glass_of_water.html

ワン・ワールド・フェスティバル開催!

2月5日(土)6日(日)の2日間。
今年も、国際協力のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」が
「大阪国際交流センター」で開催されます。

開場には、「BCTジャパン」がブース出展するほか、
2月6日はボルネオの森を体感するワークショップも行います。

森や林が、どんどん伐採され、生物多様性が失われているボルネオ。
私たちの買うお菓子、化粧品、洗剤がボルネオの熱帯林を破壊しているかもしれません!
そんな中、私たちに今「なにができるのか?」ワークショップを通して、
一緒に考えてみてください!
ワークショップは、2 月6 日(日)11:30~13:30
大阪国際交流センター3F「ワンワールドフェスティバル会場」で行われます。
参加は無料です。

http://blog.canpan.info/owf/

エコトピックス【トラのための緑の回廊】

LOVE FLAPとサラヤが応援している「ボルネオ保全トラスト」。

みなさんが、サラヤの「ヤシノミ洗剤」を手にしていただくと、
その売り上げの1パーセントが「ボルネオ」の環境保全に役立てられていることは、
よ〜くご存じだと思います。

「ボルネオ」というと「豊かな自然」のイメージが強いですが、
実際には森林が伐採されたり、森がアブラヤシのプランテーション(大規模農場)に
変わっていくことで、野生動物たちが棲み処を追われています。
オランウータンやテングザルなどは絶滅さえ危惧されています。

そんななか、LOVE FLAPとサラヤが応援している「ボルネオ保全トラスト」は、
伐採されたり、農園になってしまって失われた、もともと熱帯雨林だった土地を買い戻し、
野生生物が行き来できる「緑の回廊」を回復させる計画などを行っています。

http://www.yashinomi.jp/borneo/

それを踏まえて、トラの話題です。

野生のトラは100年前は、およそ10万頭生息していましたが、現在3200頭にまで激減。
およそ97%の減少、生息地は90%減少したといわれており、まさに絶滅寸前の危機にさらされています。
その主な原因は、生息地である森林の減少。(←アブラヤシなどのプランテーションのため)
そして、「伝統的な薬」の材料として、インドや中国の業者が買い取るための密猟。

この問題を解決できなければ、次の寅年の2022年には、
野生のトラは完全に姿を消してしまう可能性もあります。

ボルネオの森と同じ状況です。


昨年11月にロシアで開催された「トラ・サミット」では、2022年までに
野生のトラの生息数を倍増させるという目標も掲げられました。どうするか?

世界自然保護基金(WWF)の発表によりますと、
アジアにおける、トラの繁殖地を連結する「生息回廊」を作ることで、
絶滅の危機に瀕している野生のトラの数を、1万頭以上にまで増やすことが可能だということ。

ボルネオの森と同じ解決策です。

トラは「その地域の自然の豊かさを象徴する野生動物」とも言われています。
トラが生きるためには、食物となる草食獣が多く生息していなければならず、
それらの動物が生きる森は、
さらに多くの動植物が息づく、まさに多様性に富んだ森に他なりません。

森林の生態系の頂点に立つトラを守ることは、その森の自然全体の豊かさと、
バランスを守ることでもあるんですね。トラの保護対策の行方にも注意したいですね。

http://www.wwf.or.jp/activities/2010/11/945425.html