7月放送の音楽
セピロク・オランウータン・リハビリテーション・センターで
オランウータンを保護教育して26年
シルビア・アルシストさんにお話を伺いました。
LOVE FLAPが来てくれた!素晴らしいことだ!と喜んでいただきました!
「オランウータンのおばあちゃん」と呼ばれています。
その由来は、保護・教育し、森に帰したオランウータンが子供を産んだとき、
(報告のため?)子供を連れて会いに戻ってきてくれるんですって。
オランウータンのリハビリのコースは通常8年くらいかかります。
通常、母親を殺された孤児、住み処を失った子供を養うために
1頭1年保護するだけで、1万リンギット(330万円)かかります。(施設維持費別)
シルビアさんは「SPREAD THE NEWS」
「みんなに広めてください」と何度もおっしゃいました。
センターでは活動を維持するための寄付を募っています。
お金以外にも幼いオランウータンのために、紙おむつや、ベビー服、タオルなどが必要なんです。
キヨコは「マミーポコ」と「ほ乳瓶のちくび」をおみやげに持っていきました。
「WHAT'S NEXT」とシルビアさんは言います。
「この施設の存在を知ってもらうことで。オランウータンと人が繋がる。
その繋がりが、ひいては、オランウータンと人が一緒に住む世界が実現する。
私が目指しているのは、まさにそういうこと。」だと...
インドア・ナーサリーに移動してきました。
ここに来るために、日本で結核の検査もして
いた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!
まさに、ジャングル幼稚園です。
3歳まで個室で、人間とオランウータン数匹で暮らします。
ここにいるのは、3歳から5歳までの子供達。
うわ〜 かわいいな〜
通常8歳くらいまで、お母さんとお姉ちゃんたちと暮らします。
そして、生きてゆくすべを学びます。
お父さんやお兄ちゃんは...何にもしてくれないそうです。
man of the forestというだけあって、ひとりふたりと数えます。
住吉消防署から寄贈された消防ホースが
遊具として利用されています。ありがたいなぁ
亡くなってしまう子供達も多いそうですが、
こうして命がつながっていきます。
LINK ORANGUTAN NEXTです。
プラットフォームで出会うことは断念しました。
センターを出ようと歩いていると!!!!
オランウータンが至近距離で!
でかいです。
ここでは、世界中から9人のボランティアの飼育員が
3ヶ月ずつローテーションでオランウータンの世話をしています。
一人で世話をすると、人に依存してしまって森に帰れなくなるそうです。
プラットフォームの餌場にもバナナしか置きません。
「なんだよ!またバナナかよ!森の方がいいぜ!」
と自立を促すためなんですって。
セピロク・オランウータン・リハビリテーション・センターに
やってきました。
BCT(ボルネオ保全トラスト)のCOO(業務執行責任者)
坪内俊憲センセイにお話を聞くキヨコ。
1963年、動物種保全条例が制定され、オランウータンの商取引、狩猟、
ペットとしての飼育が禁止となりました。
1964年、そういったオランウータンを保護し、再び森での生活に戻す為の
リハビリ施設として天然原生林に保護区として設立されました。
見学ができるオランウータンは、リハビリの最終段階のものです。
プラットフォームがあって餌の時間になると、森の奥から
オランウータンがバナナやミルクをもらいにやってきます。
待てども、オランウータンはやってきません。
でも、裏返えせば森に食料が豊富にあって人からの餌を必要としていないということ。
森の環境も、森に帰るリハビリも万全と言うことですね。
坪内先生に案内してもらってジャングルトレッキングです。
ちょっと変わった木です。
根っこが板状になっています。
晩婚× 板根○ というそうです。
わっ!ワニ!
資料館で出会った剥製です。
オランウータンの生息域の変化。
2003年の資料では、キナバタンガン川流域に1100頭のオランウータンが確認されています。
18~20世紀にはボルネオ島に180,000頭生息していたオランウータン。
現在では50,000頭に減っています。
残念ながら、スマトラ島のオランウータンは絶滅してしまったと思われます。
これは、スマトラ島の政府が国立公園の中の木を伐採することを許可してしまったことが
原因のひとつと考えられています。
朝目覚めて、キャンプの前でいきなり、犬に足をかみつかれてしまったキヨコ。
ですが、レインフォレスト・ディスカバリー・センターに到着して、すぐ。
至近距離でブタオザルに遭遇しました。さらに
ボルネアン・ブリストル・ヘッドという超レアな鳥も目撃!
一緒にいたボルネオ保全トラストの中西さんも興奮。しかし、写真は逆光でうまく撮れませんでした。
自然の動物写真の撮影がいかに大変かがわかりました。
この森にはおよそ250種類の鳥たちがいます。
お猿さん達が出てきました。子供達のようです。
およそ7〜80m離れています。どこにいるかわかりますか?
キヨコ。本日寝坊しました。
地上28mの高さのキャノピーウォーク
森のくらしを犯さないようにメチャ高く作られています。
さらに高い場所にバードウォッチタワーもあります。
上にまで登るとちょっと足がすくみます。
早朝訪れたレインフォレスト・ディスカバリー・センター
5:30ごろ 虫と両生類の時間
周囲もほとんど見えません
6:00ごろ 鳥たちが目覚める時間
刻一刻と表情を変える空。いのちのさえずり。光と影が幻想的です
6:30ごろ ほ乳類が目を覚まします
サル達が縄張りを主張して鳴き始めます
夜露が蒸発して水蒸気となって立ち上ります
熱帯雨林の朝
ボルネオ島サバ州産のサバティー(sabah tea)
サバ州にあるキナバル山の自然豊かな土地で育てられています。
キナバル山は2000年に世界自然遺産に登録されたマレーシア最高峰の山(標高4092m)
世界でも数少ない無農薬・無着色のお茶で、品質はSIRIMによって保証されているお茶です。
トランジットして、サンダカンへ
空から見える熱帯雨林です
到着です。さらにここからセピロクという村に向かいます。
雨が降ったせいでしょうか?さほど暑さは感じません。
空港は建て替えが済んでとってもキレイ!
ここで、坪内先生と合流!
ポリスとも!
今週から「キヨコのボルネオ体験レポート」を、ツアーの行程に沿ってアップしていきます。
関空から出発!コタキナバルまでの直行便。
到着!フライト時間は5時間です。
両替!1リンギット=およそ25円
今回の取材の前に谷グッちゃんが読んだ本です。
ディレクターも買ってました!
産官民で水の都大阪を啓発する大型イベント「水都大阪2009」(8月22日〜10月12日)の開催にさきがけて、七夕の日の19〜21時に八軒家浜船着場から、隣接する大川の下流に向けて約2万個の発LEDライトの入った球を流し、天の川を演出する計画、「天の川プロジェクト〜100万人の願いをかたちに〜 平成OSAKA天の川伝説2009」が行われます。
直径10センチほどの「いのり星」2球は市民に一口1000円で購入してもらい(先着1万人で、7月5日で〆切)、そのほか、短冊2枚と、ピンバッチ1つがもらえます。
イベント当日は「いのり星」が川に流され、参加者が願いを書いた短冊も笹舟に乗せて流されます。流れる様子は、大川右岸の南天満公園などから見られそうです。
ちなみに、球や短冊は下流で大型の網やカヌーを使って手作業で完全回収するそうです。
実行委では、美しい天の川を出現させるために、当日の周辺地区および街路の午後7時からのライトダウンのご協力呼びかけています。
「天の川プロジェクト〜100万人の願いをかたちに〜 平成OSAKA天の川伝説2009」サイトはこちらから
(1)動物や鳥を保護するために作られたおお〜きな森
レインフォレスト・ディスカバリー・センター
(2)開発によって森を追われたオランウータンを保護し、森へ返す訓練を行う
セピロク・オランウータン・リハビリテーション・センター
(3)メナンゴール川をリバークルーズ
オランウータンのために架けられた吊り橋
(4)ビリットで熱帯雨林をナイトウォーク
(5)森を浸食する「アブラヤシ・プランテーション」
(6)キナバタンガン川のリバークルーズ
キナバタンガン川流域の豊かな生態系
ボルネオ保全トラストの「獲得地」
(7)ロカウィ・ワイルド・ライフ・パーク(動物園)
孤児となってしまったボルネオゾウ
『ボルネオ保全トラスト』のCOOの坪内センセイ
ホントにお世話になりました。
『ボルネオ保全トラスト』の中西さん
どう見ても"いいひと"
植物原料のひとつである“パームオイル”が、世界的な食糧需要の増加によって生産量が増加しています。
“パームオイル”は食用油、化粧品、インスタント食品やお菓子などに利用され、私たちの生活に欠かせないモノとなっています。
いま、原産地であるマレーシア・ボルネオ島では、その“パームオイル”を搾るアブラヤシのプランテーション(農園の)拡大によって、熱帯雨林が伐採され減少、断片化しています。このことが、動物たちの生息地は狭め、生息地と生息地を分断するという問題を引き起こしているんです。
特にボルネオ島北部のサバ州を流れる『キナバタンガン河』流域では、食糧難や近親交配による遺伝子が均一化によって、オランウータンなどは絶滅の危機に。居場所を失ったボルネオゾウはプランテーションに迷い込み、狩猟用のわなにかかったり、殺されたりといったトラブルも起きています。
『ボルネオ保全トラスト(BCT)』は、野生のボルネオゾウ、オランウータンなどの保護活動はもちろん、プランテーションとなって分断された森を買い戻して森を復活させ、動物たちが移動できる森を拡げる「緑の回廊計画」を実施しています。
今回の取材は『ボルネオ保全トラスト(BCT)』の協力を得て実施しました。
来週から随時公開です。しばらくお待ちください。
毎週月曜日、キヨコのボルネオ体験記はもちろん、
ボルネオの熱帯雨林に触れて私が感じた自然のこと、
地球のこと、私たちのことをお伝えするため、
みなさんをボルネオにお連れします。