2014年12月22日

エコトピックス【魔法の砂】

大阪府に本社を置く世界的な総合電機メーカー・・・といえば、
パナソニック株式会社。

この、パナソニックの次世代プロジェクトが、世界の環境を
より良く変えるかもしれません。

開発しているのは「魔法の砂」。

IH調理器などのガラスには、汚れをはじく表面処理が施されていますよね。
この技術を砂に使って、その砂を地中に敷き詰めると、
砂が水をはじいて、土に染み込まずに、地下ダムができます。

その地下ダムに、たまった水を再利用するシステムを備えれば
乾燥地帯でも農業が可能になります。
さらに、肥料も流ていかず、農作物の生育も早いんだそうです。
(研究所の農園で、この砂で育てたトマトの収穫量は通常より4割増)

2050年に、96億人に達するとみられる世界人口。
深刻なのは食料難。
こうした「食」の改善へ向けた革新の動きが、あちこちで始まっています。

中東やアフリカの農業が、家電の技術が生み出したテクノロジーで
変わるかもしれません。




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