2014年05月06日

エコトピックス【ナマコ靴下?】

「ナマコ靴下」の開発を、関西地方の大手繊維メーカーが進めています。

これまで、ナマコを加工する際に出る「煮汁と内臓」は、廃棄処分
されていました。が、ある日

「ナマコ漁師が煮汁に足を入れていたら水虫が治ったらしい……」。

という、酒の席での話をきっかけに調べてみたところ
ナマコの煮汁から抽出される成分「サポニン」に、水虫菌を抑える効果があることが確認されました。

「サポニン」には、水虫菌を抑える作用だけでなく抗菌、抗がん作用まであると言われています。
  
「ナマコ靴下」は、この煮汁成分を靴下の繊維に盛り込んで作られるそうです。また、ナマコの内蔵の「カロテノイド」には抗酸化作用があるらしく、内蔵も有効活用を考えているとのこと。


水虫菌を抑える成分を抽出する施設の稼働を始めた、水産加工業「大豊(たいほう)」では年間300トンの内蔵、30トンの煮汁を廃棄していたそうです。これは会社にとっても思いがけない朗報ですよね。ビジネスチャーンス!!




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