エコトピックス【国内最大級「ゾウの森」】
現在、大規模リニューアル中の「京都市動物園」で、最大の目玉となる「ゾウの森」の概要が固まりました。
「京都市動物園」は園内を9カ所に分けて整備を進めていて、「アフリカの草原」「サルワールド」などは、すでに完成しています。
「ゾウの森」は、来年3月オープンにむけて、ラオスから、4頭のアジアゾウを寄贈されるのですが、4頭のアジアゾウを群れで飼育して、繁殖させるため、飼育スペースは、国内の動物園で最大規模の広さを確保します。
アジアゾウは現在、日本国内の37の動物園で、あわせて78頭が飼育されていますが、繁殖の成功例は少ないうえ、ワシントン条約で、研究目的以外の輸出入が禁じられているので、今回のように、若いゾウが確保できるということは、とても珍しいことなんです。
それは、先日、京都市の門川市長が、ラオスに出向き、トンシン首相と会談して、動物園へのアジアゾウ寄贈を正式に確認するほど、バリューの高い出来事です。「ゾウの森」では、10年以内の赤ちゃんゾウ誕生を目指すということ。
さらに、
来園者が、餌をあげられるイベントなどを行う「ふれあいコーナー」や、ガラス窓越しにじっくりとゾウを観察できる「コンタクトコーナー」も設けるそうで、よりゾウを身近に感じられそうですね。