2011年05月12日

「命の吊り橋プロジェクト」とは?

「緑の回廊プロジェクト」で、失われた土地を買い戻している間にも、野生の森は小さく分断され、大切な食糧や動物たちの繁殖の機会が失われています。

保護区の中でさえも、森は貧弱になり、枝から枝へ「腕渡り」している「オランウータン」は移動しにくくなっています。
さらに、彼らは、水が怖いので、川の対岸に「泳いで」渡ることができません。つまり、小さな森に閉じ込められるような格好になっているわけです。

このことによってボルネオの固有種である「オランウータン」が、絶滅の危機に瀕しています。
●森の食べ物が少なくなってしまう。
●近親交配によって、遺伝子が弱くなってしまう…など


そこで、対処法として、急遽始まったのが「命の吊り橋プロジェクト」です。
オランウオータンのために、川を挟んだ森と森の間に「橋」を作ることで命をつなげる試みです。

泳げない「オランウータン」のために、はじめは、川の支流の「川幅が狭い部分」に「ロープなど」をかけて、両岸を結びましたが、成果がでませんでした。そんななか、日本の動物園で「廃棄される消防ホース」を利用して、オランウータンの遊具が作られているのを知った「現地ボルネオ」から協力依頼がありました。消防ホースは軽量、丈夫、高温、高湿に強い、加工しやすい、リサイクル、撤去しやすいという利点があります。消防ホースは、サラヤ本社のある、大阪・東住吉区の消防署から提供されました。

2008年、4月にメナンゴール川に「吊り橋 1号橋」が架けられたのを皮切りに、
2009年、4月に「2号橋」、去年10月に「3号橋」が完成。
そして、去年6月27日、「吊り橋 1号橋」を、「野生のオランウータンが橋を渡った」との報告がありました。
日本の新聞でも「やった!橋渡った!消防ホース。日本のNPO設置」という見出しで報じられました。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2717648/5598496


今週月曜日には、「吊り橋4号チーム」が日本を出発。 「命の吊り橋プロジェクト」は続いています!

サラヤのヤシノミ洗剤シリーズの売上げの1%は、「ボルネオ保全トラスト」の支援に当てられています。みなさんのご協力を、お願いします!
http://www.yashinomi.jp/environment/tsuribashi.html

« 「緑の回廊プロジェクト」とは? | メイン | 「野生動物の救出プロジェクト」とは? »