「緑の回廊プロジェクト」とは?
川辺は、野生生物にとって「生存の鍵」となる大切な場所です。ところが、いま、アブラヤシ・プランテーション(大規模な農園)が、急速に拡大していて、これまで動物たちが暮らしていた、大切な生息域が失われています。
動物たちが暮らしていた森を、いったん切り開いて、食用油などに使うための「アブラヤシの木」を植えているんです。「切り開く」といっても「家が建つほどの広さ」ではありません。規模が違います。そうすると、動物たちが住める森は、どんどん狭まっていきます。「農園」や「森を流れる大きな川」が「彼らのすみか」を分断してしまい、命をつなぐための森が、とんでもなく小さくなってしまいます。
このままでは、まずい!ということで、「保護区」を創っていますが、広さが全然足りません。小さな森の中では「近親交配のため」、動物の遺伝子が弱くなってしまったり、何かの拍子で、隣接する農園に迷い込んでしまった動物が、害獣として殺されてしまったり…動物たちの命は、とても危険な状態にあるんです。
そこで、「ボルネオ保全トラスト」は、農園に姿を変えてしまった土地を買い戻し、分断された緑をつなぐことで「緑の回廊」を回復させる計画を行っています。
マレーシア・ボルネオ島サバ州の大河「キナバタンガン川沿岸」。せめて、この川沿いは、動物のためのすみかにしましょう!という計画です。具体的に、土地の確保(取り戻す方法)は、
● 違法占拠地に対して、行政へ返還を働きかける● 使用していない土地は、所有者に行政への寄付を呼びかけたり、購入する(買い戻す)といった方法で行っています。購入した土地は「ボルネオ保全トラスト」の所有となり、野生動物のために確保されます。
サラヤだけでなく、多くの方々の募金によって確保できた土地に加え、ヤシノミ洗剤の売上1%で獲得できた土地(みなさんがヤシノミ洗剤を購入することによって取り戻した土地)によって少しずつ緑の回廊ができ、命をつないでいます。
200円の寄付で「たたみ1畳分の森」を買い戻すことができます。サラヤのヤシノミ洗剤シリーズの売上げの1%は、この支援に当てられています。みなさんのご協力を、お願いします!