「野生動物の救出プロジェクト」とは?
「ボルネオ保全トラスト」は、現地の野生生物局とともに、アブラヤシ農園の拡大により「すみか」を追われ、農園に迷い込み、住民が仕かけた罠にかかって傷ついたゾウをはじめ、分断された森に孤立したオランウータンを、救出・治療し、森へ還すという活動を行っています。
たとえば、ゾウさん。
ボルネオ取材で出会った5歳のゾウは、目の前で、お母さんゾウを(または、家族のゾウ全てを)射殺されてしまったそうです。
プランテーションによって、済む場所を奪われたゾウの家族が、畑に迷い込みます。
畑を荒らすとして、親のゾウは射殺されてしまいます!
しかし、子ゾウは、殺すに忍びないということで保護されたようです。森がないから、人前に出て来ざるを得ないんです。
それを目の前で見た、この子象は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていました。食べたモノを、うまく飲み込めなくて吐いちゃうんです。薬を投与して治療していましたが、よくなったんでしょうか?
こんな例もあります。農園に迷い込んでしまった、子供のゾウ。
好奇心のが強いので、仕掛けられた罠に近寄ってしまいます。すると、足や鼻に罠が絡まります。もがけばもがくほど、罠はゾウの体に食い込んでいきます。そんなゾウを、追跡して、ケージへ誘導して、捕らえ、縄を取り除いたり、治療するのです。
番組にもご出演いただきましたが、サラヤの社長はこうした「小さなゾウ」に出会い、心を動かされ、「ボルネオ保全トラスト」への協力を決めたとおっしゃっていました。
サラヤのヤシノミ洗剤シリーズの売上げの1%は、「ボルネオ保全トラスト」の支援に当てられています。みなさんのご協力を、お願いします!