2011年04月28日

エコトピックス【震災以降、生活者の生活意識は?】

東日本大震災は、東北地方太平洋沿岸を中心に甚大な被害をもたらしましたが、その後発生した、原子力発電所の事故や、電力不足問題、ガソリンなどの燃料不足問題は被災地域のみならず、私たちの暮らし…特に関東エリアの生活や経済にも大きな影響を与えています。

震災前後で、生活者の生活意識がどのように変化をしたのか?ということを調査会社「シタシオン・ジャパン」がレポートしています。それによりますと、

まず、具体的な生活習慣や意識・行動の変化について。「ガソリンが手に入らない心配があったので、無駄にガソリンを使わないようエコ運転をした。 (女性41歳)」「暖房の温度を3度低くして厚着に心がけた。また、早めに睡眠をして、朝早めに起床することで電気代を節約している。(男性56歳)」といった意見が多く寄せられています。


次に、生活者が、お買い物をする時に考える、商品に求める要素について。最も大きな変化だったのは
「積極的に社会に貢献したい」が、40.0%から69.3%に増加。買い物ひとつでも、何か今の社会のためにできることがあれば、という意識が伺えます。そのほか、「環境に配慮したものを選びたい」という答えが、52.0%から70.3%に増加、「無駄遣いせず、必要なものだけを購入したい」という意見が53.7%から72.7%に増加など大きな変化を見せています。


このように、震災をきっかけにして消費者のライフスタイルや、消費に対する意識、行動は大きな変化があったようです。

さらに、圧力鍋、メガネ、無洗米、保温ポット、自転車など、震災をきっかけに改めて注目されている商品も数多くあります。限りある資源をいかに節約し、あるいは譲り合い、その中で、私たちのくらしを維持し、豊かにできるのか??様々な商品・サービスの中から「今、私に必要なもの」を適切に選び、活用できるのか?改めて、考える必要がありますね。

http://www.citation.co.jp/

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