エコトピックス【ペンギンにもセーターを】
今年1月、オーストラリアの大規模な森林火災で傷ついた「コアラ」に
セーターを!という話題をお伝えしましたが
オーストラリアのペンギン保護団体が行っている活動も、
今世界から注目されています。
それは「傷ついたペンギンのためにセーターを編み、着させてあげよう」と
いうキャンペーン。
オーストラリア・メルボルンから東南へ140キロ、
車で約2時間ほどの場所にあるフィリップ島。
この島は、世界で一番小さな「リトルペンギン」が生息している
人気観光スポットです。しかし、そのペンギン達に危機が訪れています。
海岸のゴミなどで出来た傷口に、
工場などから排出された有毒オイルが入ってしまうことで、
「リトルペンギン」の数が減っているんです。
親指の爪ほどの油でさえ、赤ちゃんペンギンには致命傷となります。
その小さいペンギンを守るためのプロジェクトが世界で注目されています。
それは、ペンギンたちに「セーターを着せる」というもの。
何故セーター?かというと、
オイルが付着して保温能力が低下したペンギンの体温維持と、
羽繕いをする際、羽についたオイルを飲み込むのを防ぐ役割を果たすためです。
2001年にフィリップ島付近で
438羽のフェアリーペンギンが原油にまみれれしまう事故があった時にも、
こうしたセーターによって96%が自然に帰ることができた・・・
という実績があります。
ペンギン好き、動物好き、編み物好きな方・・・
「リトルペンギン」のタメに、一着編んでみませんか?