2015年01月20日

エコトピックス【北海道、オホーツク海】その2

網走では、冬になるとオジロワシとオオワシという2種類の、
大変大きなワシを見ることができます。
(翼を広げるとオジロワシは2~2.2m、オオワシは2.4m)

彼らは、冬の渡り鳥として、
ロシア方面から、越冬のために北海道各地にやってきて、
春になると帰っていきますが、大変、数が少ない希少種で、
国の天然記念物にも指定され、絶滅危惧種として
様々な法律で保護されている野鳥でもあります。

海岸沿いや、湖などでも見ることができますが、
流氷のシーズン中は、流氷の上で羽を休めているワシの姿を
高い確率で見ることができるそうです。

流氷が無いときワシ達は、岸辺近くで餌を探しますが、
流氷が来ると、捕らえた魚を食べたり、羽を休める場として
流氷を利用できるため、沖に出ることも多くなります。
つまり、流氷がくれば、ワシ達の餌場が増えることになるんです。

そして、流氷とともにやってくるのは、
その姿から「氷の天使」と呼ばれる「クリオネ」です。

海の表層(0m〜200m以浅)を中心に生息していて、体長は約1 - 3cmくらい。

実は、貝の仲間ですが、 貝殻を持たず、
左右にある「翼のような足」を羽ばたくようにして水中を泳ぎます。

このクリオネをいつでも見られるように、水槽で飼育展示しているのが、
網走の「天都山(てんとざん)展望台」にある「オホーツク流氷館」。

山頂からの絶景は
「天の都に昇るような心地にさせるほど美しい」と称えられる天都山からは、
網走湖、能取湖(のとろ・こ)、
濤沸湖(とうふつ・こ)、藻琴湖(もこと・こ)、
そしてオホーツク海をはさんで、知床半島の山並みまでの、
壮大なパノラマを360度楽しめるそうです。



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