2014年10月14日

エコトピックス【世界で一番犬が大切にされている国】

ペット先進国として有名な国・・・それはドイツです。

現代のドイツ人にとって、ペットは「家族の一員」であり、「人生のパートナー」という考えが深く根付いているので、捨てられた犬、猫や、飼い主が飼えなくなった動物を絶対に殺しません。

原則として殺処分は行われず、「ティアハイム」という全国に約1000施設ある
民間のシェルターが動物を保護し、新たなパートナーとなる家族との出会いを待つんです。


ドイツでは、一部の特別地区を除き、生体販売は法律で禁じられています。
ですから、たとえば、犬を飼おうと考えたら、人々はペットショップに行くのではなく、「ティアハイムに行こう」と言うそうです。
ペットショップで子犬は売っていないんです。
ドイツという国と人々に根付いた動物愛護の精神は、暮らしの中の様々なところで、みることができます。たとえば・・・

●ドイツでは、子犬の保育園は当たり前。人間の子供を育てるのと同じくらい、飼い主が責任持ってしつけを行います。

●犬のしつけをする学校もたくさんあり、徹底的に教え込みます。だから、通りが激しい都会でもノーリードで散歩したり、電車にも普通に乗れるんです。

●「犬連れ禁止」の標識がある場所以外は、わんこと一緒にレストラン、電車やバス、デパートへ気軽に入ることができます。

●ペットフードにも厳格な規定があって、添加物などはもってのほか。ペットフードも人間の食材を使わなくてはいけないという法律があります。

●スーパーの前などには、たいてい犬をつないでおく場所が設置されています。

●昼間に犬の面倒を見る人がいない場合、社員がペットを会社に連れてくることを許している企業すらあるそうです。

●ドイツでは自治体単位で「犬税(いぬのぜいきん)」が導入されていて、無責任な飼い主を減らすことに役立っています。

この税金の使い道は、・・・
▲ 自由に使用できる無料のウンチ袋の設置(公園など)
▲ リードを外して犬を自由に遊ばせることができる犬専用の広場の設置(郊外や公園)です。

ホームセンターやスーパーのレジの脇には、必ずペットのフード寄付用の「大きなボックス」が設けられているそうですよ。

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