2014年08月26日

エコトピックス【貝リンガル】

2002年 9月に発売されヒットした「バウリンガル」。2003年 には、「ニャウリンガル」も発売されました。

犬や猫なら、表情や鳴き声、仕草からなんとなく気持ちがわかるかもしれません。でも「貝」や「ウミガメ」など、寡黙な生きものの気持ちは、どうやっていいんでしょうか。


「ミキモト」は、世界で初めて真珠養殖を確立した会社です。
真珠は、「アコヤガイ」や「シロチョウガイ」などの貝がつくり出しますが、その「貝」たちも、ふいに襲ってくる台風や赤潮のせいで、大量に死んでしまうことがあります。

そこで、大学などとの共同研究で開発したのが貝の声に耳を傾ける「貝リンガル」!

声の代わりに注目したのが、「貝」の「殻の動き」です。

二枚貝のアコヤガイは、弱ったときや苦しいとき、パクパクと、普段とは違う速さやリズムで殻を開け閉めします。

例えば、赤潮に見舞われると、「貝」は嫌なプランクトンを体の中から排除しようと何度も貝殻を開け閉めします。

「貝リンガル」は、殻にあらかじめ取り付けておいたセンサーで、このパクパクを感知して解析するんです。

スタッフの携帯電話と連動していて、異常が発生した時には、困った顔マークとその原因をメールで速報してくれます。

たとえば・・・
赤潮が接近した時は「クルシイヨー(>_<)」メール、
赤潮に囲まれてしまった時は「タスケテー(T_T)」メール

すごくない?




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