エコトピックス【今年も光り始めました】
吹田市の高野台と、山田西にまたがる千里緑地で、大阪府の「準絶滅危惧種」にも指定されている吹田市の天然記念物「ヒメボタル」が、今年も発光を始めました。
千里緑地は、市街地にありながら豊かな自然が残っていて、地元住民がヒメボタルの生息域を管理しています。
水辺に生息するゲンジボタルや、ヘイケボタルと違って、ヒメボタルは山地や雑木林に生息していて成虫の体長は11~7ミリ程度。1分間に60回以上の黄白色の光を放ちます。
いまのところ、まだ発光数は少ないようですが、今月末~6月初めに「蛍の光」はピークを迎えるとみられています。「吹田ヒメボタルの会」の調査によると、昨年は5月20日から発光が一気に増え、同31日がピークだった。ということ。
ヒメボタルは、午後8時~10時ごろによく発光します。
ただし、ヒメボタルは敏感な生き物で、近くには住宅もあります。
マナーを守って静かに観察してください。
また、危険で近隣の迷惑にもなるため、路上駐車は絶対にしないでください。
懸命に飛ぶヒメボタルの姿から、自然環境を守ることの大切さが感じられるのではないでしょうか。