2014年04月08日

エコトピックス【日本では「モス」を利用】

大阪府立大学から生まれたソーシャルなアイデアなのですが、日本全国の過疎地に広がる“余っている土地”でコケを育て、そのコケを都会のビルの屋上緑化に活用する、というアイデアです。

この企画が、今年、本格的に実現します。

耕されることなく、放棄されたままになっている畑。
これを“耕作放棄地”と言いますが、いま、日本中あわせると、埼玉県ぐらいの広さになるそうです。

コケは4億年前、海から地上に上がった最初の植物です。
火山噴火により生じた溶岩台地にも生育しましたし、空気中から水分を吸収し、自然に委ねるだけで成長します。


屋上緑化に利用するのは“スナゴケ”というコケで、マイナス20度の寒さから70度の暑さまで耐えて、乾燥にも強いのが 特徴です。

通常だと成長するのに2年かかっていたんですが、大阪府立大学の大学院が、たった4カ月で育てる技術を開発しました。このコケで、全国のビルの屋上などを緑化しようという取り組みです。

すでに、コケによる屋上緑化を導入している 京都の保育園によれば、コケは、芝と違って、雨水だけで維持できるうえに、芝刈りや除草の手間もかかならいために、とてもオススメだということ。
また、コケによる屋上緑化を導入している 滋賀の保育園では、
室内温度を6℃も下げ、地元で採れるヨシを使用した土台を使うと、さらに3℃下げる効果があるそうです。断熱効果を高めるために、互い違いに4層構造にしているそうです

1)CO2を削減し
2)ヒートアイランド現象を緩和し
3)省エネにもなる

「コケ」注目です!!!



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