エコトピックス【京都スタジアム】
京都府内には、サッカーJ2の京都サンガが本拠地としている西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(京都市右京区)があります。
京都府の「スタジアム建設」は、2002年のサッカー日韓ワールドカップなどを踏まえ、府内にも大型スタジアム(陸上用のトラックがある、球技専用スタジアム)が必要なのではないか?という経済界やスポーツ界に後押しされる形で、これまで検討を重ねてきました。
そこで・・・
京都府はおととし11月、用地の無償提供を条件に、
誘致を希望する市町村を公募。5市町から提案があり、
有識者などによる委員会で京都、城陽、亀岡の3市に絞り込みました。
京都府の山田知事は去年12月、スタジアムの建設予定地を
亀岡市に決めたことを正式に表明。
27年度に着工し、28年度に完成予定で、
およそ100億円の総事業費も
建設後の運営もすべて府が負担し、
亀岡市は土地の買い上げ費用やインフラ整備に費用に
およそ3億円を負担することになっていました。
川下りで有名な「保津川」沿いの、水田に建設される計画のスタジアム。
亀岡駅直結ですが、かなり牧歌的な雰囲気の施設になりそうです。
でも、ちょっとした問題が!!!!
建設予定地付近に、国が絶滅危惧種に指定したアユモドキが生息している
として、日本魚類学会などが、建設計画の撤回を求めているのです。
スタジアム建設予定地周辺の用水路などが
泳ぐ姿がアユに似ていることから名付けられた
絶滅危惧種「アユモドキ」の貴重な生息地になっているそうなんです。
5万人を超える署名があって誘致という側面と
絶滅危惧種の保護。
アユモドキとスタジアムの共存は可能なのか?