2013年02月07日

エコトピックス【ボルネオ続報】

ボルネオのマレーシア・サバ州で、毒殺されたとみられるボルネオゾウ10頭が発見された。というニュースをお伝えしました。


死んだ母親を起こそうとする子ゾウ(生後3か月ほど)の写真が公開されていましたが、この男の子の子ゾウが(私も行きました)ロカウィのwildlife parkに保護されたという情報が入ってきました。

彼は、「ジョー」と名付けられたそうで、野生生物局員からミルクをもらう写真が公開されています。

ロカウィ・ワイルドライフパークに保護された仔ゾウといえば、発育不良の「ヤピ」。目の前で、母親のゾウを殺されてしまったことがトラウマになって食事を与えてもすぐに吐いてしまっていた仔ゾウです。

実は、去年、ロカウィ・ワイルドライフパークに、みなしごゾウのための「専用パドック」がつくられたんです。

仔ゾウは、群れを離れて野生では生きていけません。そこで、動物園が保護するわけですが、あとからやってきた仔ゾウを「それまでいる象の群れ」に入れると蹴飛ばされたり、追い回されてしまいます。

危険なので、これまで仔ゾウはバックヤードに係留されて自由に歩き回ることも、仲間と触れ合うこともできませんでした。

しかし、「専用パドック」ができたことで、土の上を自由に歩き回れて健康にもよく、社会性も育ちます。
ヤピは、まだよく吐きますが、回数・量は減り元気にすごしているそうですよ。

「専用パドック」建設費用は、BCTジャパンが、およそ45%を寄付しました。
(ヤシの実洗剤の売り上げの1%はBCTに寄付されボルネオの熱帯雨林や生物の保全に役立てられています)




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