2012年09月27日

エコトピックス【幻の動物」が増えています】

かつては「幻の動物」とまで呼ばれた、国の特別天然記念物でもある
ニホンカモシカですが、現在、東日本を中心に増えているそうです。


ニホンカモシカは「日本の固有種」で、本州、四国、九州の山岳地帯に生息しています。


1925年(大正14年)に捕獲禁止となりましたが、山村の住民にとって、
●肉は、たんぱく源になりますし、
●毛皮や角は、貴重な現金収入源だったため、
密猟が行われ、生息地は険しい山岳地帯に狭められていました。


その後、1955年(昭和30年)に特別天然記念物に指定され、
密猟の全国一斉取り締まりなどの、保護活動が功を奏し、
その生息範囲を広げ、個体数も増えました。




環境省によりますと、全国のニホンカモシカの生息範囲は、
昭和30年頃の調査時に比べて、(50年後)2003年は2倍近くに拡大。
特に、北陸や中部、東北地方で、生息域が拡大しています。


中でも、石川県は生息範囲が、50年前の5倍に広がり、
金沢市の観光地「ひがし茶屋街(ひがしちゃやがい)」に姿を現すこともあるそうです。


専門家によりますと「絶滅の危機に直面した大型動物が、
わずか半世紀の間に個体数を増やしてきたことは、世界でも珍しい」とのこと。
やればできるじゃん
http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20120925-OYT8T00974.htm


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