エコトピックス【増殖するミドリガメ。ポイしないで!】
神戸市立 須磨海浜水族園が4月下旬からおよそ1カ月間、
外来種の「ミシシッピ・アカミミガメ(ミドリガメ)」を持ち込むと、入園料が無料になる
「アカミミガメ・パスポート」を実施したところ、およそ500匹が集まり、その約75%が野生化したカメだったことが分かりました。
アメリカ原産の「ミシシッピアカミミガメ」は繁殖力が非常に強く、
在来種の「イシガメ」の産卵場を奪ったり、餌を食べ尽くすなどの危険性が指摘されており、環境省の要注意外来生物リストにも指定されています。
幼いうちは「数センチ」と小さく、夜店などで売られていますが、成長すると最大30cm程度にもなることから、家で飼えなくなって、川や池に捨てられるケースが多いようです。
今回持ち込まれた、カメの約40%が、去年・秋に生まれた幼体だったそうで、
野生化したミドリガメが、国内で繁殖している実態を示す証拠として警戒を強めています。