エコトピックス【「太陽光発電所」を「月」に!】
「メガソーラー」ふえてます。
昨年は、エネルギー問題を考え直す年になった一方で、将来にわたってエネルギー問題を
一挙解決できるかもしれない、夢の技術についても構想や開発が進んでいます。
電力会社や民間企業、自治体が、遊休地に太陽光パネルを敷き詰める
「メガソーラー」と呼ばれる「大規模太陽光発電所」の建設が各地で相次いでいますが…。
月にメガソーラー!というSFのようなニュースが入ってきました。
大手ゼネコンの「清水建設」が、巨大な「太陽光発電所」を「月」に建設する!!!という
「ルナリング」構想を提唱しています。
月の中心の赤道上(月の外周)は、どの部分かが、ほぼ常に太陽からの光が当たっています。
この「月の赤道付近」およそ1万1000キロに太陽光パネルを敷き詰めて発電し、
マイクロ波やレーザー光に変換して、およそ38万キロ離れた地球に届ける構想です。
↑難しくてよく理解できないけど…
地球から遠隔操作できる無人ロボットを活用して、
幅400キロの太陽光パネルの帯を月面に敷けば、
世界で使う年間の総エネルギーを賄うのに必要な8.8テラワットを確保できるそうです。
石油などの化石燃料を発電に使わなければ、
※空気がきれいになります。
※地球温暖化も抑制できます。
※エネルギーコストが高くてリサイクルできなかった素材も再生できます。
しかし、課題は、コスト。
月に建設資材を運ぶには、重さ1キロあたり1億円かかります。
不確定要素が多いため総額は計算できませんが、膨大な額になるのは明らか。
実現には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や、アメリカ航空宇宙局(NASA)など
世界の英知と資金を集中させる必要があります。
電力供給を、個人レベル(生体発電や省電力化)にまでコンパクト化すべき。
という意見もありますが、注目すべき近未来の可能性です。