2011年07月07日

ボルネオ レポート 2011(Part10)

今週は、今回の取材でご一緒した「サラヤの廣岡さん」を
スタジオにお迎えしてお送りしました。

フォトレポートは、コタキナバルでは、近郊の
「ロッカウィ・ワイルドライフパーク」です。

コタキナバル市内から車で約30分、2007年に、
サバ州ロッカウィ地区に初めて出来た動物園、
「ロッカウィ・ワイルドライフパーク」です。

89.jpg

この動物園では、環境の変化によって、
森で生きて行く事が困難となった動物達の保護を目的に、
絶滅が危惧されているボルネオ島の固有種など、
ボルネオ島周辺に生息する動物を主に展示しています。

90.jpg

オランウータンの赤ちゃんに、いきなり遭遇しました。
何というかわいさ!アップにしてみます。

111.jpg

そして、なんて表情が豊かなんでしょう。

91.jpg

キナバタンガン川の沿岸で遭遇できなかったボルネオゾウ。
ここに来てやっと会えました。

92.jpg

93.jpg

彼らも、農園の拡大による被害者です。
生息地である森林が農園に変わり、ゾウたちは農園を通らざるを得なくなっています。
そのことによって、人とゾウの接触が増え射殺されてしまったり、
人が仕かけた罠にかかって命を落とすなど、重大な影響が拡がっています。
このまま何もせずにいれば、たくさんの野生生物が地上から消えてしまいます。

94.jpg

95.jpg

96.jpg

事実、とても悲しい出来事も。
2009年09月14日分「ロカウィ・ワイルド・ライフ・パーク〜PTSD」、を参照して下さい。

このゾウとの出逢いによって、サラヤの環境への取り組みが高まりを見せたのです。

« ボルネオ レポート 2011(Part9) | メイン | エコ・メッセージ【瀬木貴将】Part1 »