2011年06月16日

ボルネオ レポート 2011(Part6)

パーム油の食用需要が世界的に増加し、
アブラヤシの大規模なプランテーション(農園)が急速に拡大しています。

拡大すると同時に、ボルネオの熱帯雨林は年々減少の一途をたどり、
深刻な問題を引き起こしています。
近年では、食用需要だけでなく、自動車の燃料であるバイオディーゼル燃料としても注目され、
さらなる需要の増加が想定されます。

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スカウ村に到着後、こんどは、ヘリコプターで
スカウ周辺のプランテーションと森の境界線を観察してみました。

ヘリポートは、スカウ村小学校のグラウンドです。

見渡す限りの農園です、更に上へ、

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ここに至っても、農園しか見えません。もっと上へ、

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見渡す限りのプランテーション。森が圧倒的に少ないことにお気づきでしょうか?
現在、マレーシアのアブラヤシのプランテーション(農園)の広さは約480万ha。
なんと東京都の面積約20倍!

農園の拡大により洪水の被害や水質の悪化、動物への影響が問題となっています。

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