エコトピックス【ゴリラに希望の光】
ワイルドなのに、ちょっとコミカルな雰囲気で、世界中の人々に愛されているマウンテンゴリラ。
近年、密猟や戦争、森林破壊などによって、絶滅の危機に瀕していました。
しかし、このネガティブなトレンドに終止符を打ち、希望につながる調査結果が明らかになりました。
マウンテンゴリラの保護に取り組む「International Gorilla Conservation Programme」が、コンゴ・ウガンダ・ルワンダの三カ国にまたがるエリアを調査したところ、個体数が、前回の2003年調査に比べて25%増え、480となったことがわかりました。
個体数増につながった要因のひとつとして、環境保護団体と地域コミュニティが協力して、マウンテンゴリラの保護に取り組み続けてきたことが挙げられるそうです。
密猟などからマウンテンゴリラを守るために、地域住民によるパトロールを実施したり、また、許容できる範囲でマウンテンゴリラの生息地を観光スポットとしても活用。
地元経済を活性化させながら、マウンテンゴリラの保護にも取り組むという、ヒトとゴリラの「共生」が実を結びつつあるようです。
サラヤが支援している「ボルネオ保全トラスト」からも、オランウータンが増えたよ!とか、ゾウさんが増えたよとか、…うれしいニュースが届くのを期待したいですね。