2010年12月30日

エコトピックス【ギョギョギョ!大発見】

環境省のレッドリストで「絶滅」扱いになっている日本固有の魚クニマスが、山梨県内の湖で生き残っていたことが分かりました。
生息の確認は、およそ70年ぶり。
国のレッドリストで、絶滅種に指定された魚が再発見されたのは初めてのことです。


クニマスはもともと、秋田県の「田沢湖」にのみ生息する固有種でした。
しかし、1940年以降、工事の際に湖に酸性の水が入り、まもなく死滅。
クニマスは地球上から姿を消したと考えられていました。
が、秋田から遠く離れた山梨県で発見されました!

クニマスの再発見の立役者は、 さかなクン(東京海洋大客員准教授)です。
今年3月、富士山に近い山梨県の富士五湖の一つ「西湖(さいこ)」で漁師さんといっしょに船に乗り、珍しい魚を見つけたさかなクン。
「どう見てもクニマスじゃないかと思うんです」、京都大学に持ち込んだそうです。

「さかなクン」。ギョギョ~!な発見です。

魚類学者でもある天皇陛下も、23日の誕生日に先立った会見で「さかなクン」の貢献をたたえられました。

http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1162.html

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