エコトピックス【100年後、日本海は「死の海」に?】
国立環境研究所や海洋研究開発機構のチームの分析によりますと、
日本海の深海域が将来、無酸素状態になる可能性があることが分かったそうです。
深海に酸素をもたらす「表層水(表の層の水)」が、冬の海水温上昇で十分冷やされず、
「重くならずに」深い部分まで達しないためと考えられています。
日本海の海水温は、過去100年間で1.3~1.7度上昇。
このペースで温暖化が進めば、日本海の循環が停滞し、
約100年後には日本海の海底付近が無酸素状態の「死の海」になる恐れもあるとして、
チームは詳細な調査に乗り出しました。