ワン・ワールド・フェスティバル その2
2/6〜7にかけて行われた「ワン・ワールド・フェスティバル」
環境破壊問題をはじめとする、様々な国際問題を解決するための関西最大の国際協力イベント!それが「ワン・ワールド・フェスティバル」です。
ボルネオ取材でお世話になった「ボルネオ保全トラストジャパン COO」坪内俊憲先生です。
去年から今年にかけてのボルネオの環境保全のトピックス。
1)この取材の1週間前、水を怖がるオランウータンが、人間が架けた橋を渡りました!!
どのくらいすごいことかというと、
現在、オランウータンの生息区が、プランテーションなどによって川沿いに分断されているので、
彼らはとても狭いエリアで暮らし、子孫を残さなければなりませんでした。
このことにより、遺伝子が劣化してしまって、絶滅の危機にさらされていました。
これを回避するため、向こう岸の森(別の生息区)との架け橋を造ったわけですが、
水を怖がり、神経質で臆病なオランウータンは、警戒して橋をなかなか渡ってくれませんでした。
しかし、先日、調査員が、冒険心豊かな雄のオランウータンが橋を渡っている場面を目撃。
これに追従するオランウータンも増えてくることでしょう。命が繋がります。
2)国際オランウータン保全会議が開かれました(@サバ州)
世界中の研究者、NGO、プランテーションの事業者が集まった会議で、
「今後、少なくとも川岸50mの森は保全しましょう」と決まり、
サバ州政府・議会に連名で提出することが決定!!!!!