エコトピックス【マグロ 危機】
国際自然保護連合(IUCN)が、きのう17日、
絶滅の恐れのある生き物を掲載した「最新のレッドリスト」を公表しました。
「レッドリスト」とは、絶滅の危機にひんする動植物の一覧です。
最新の発表では、「すし」などに使われる、「太平洋クロマグロ」が、絶滅危惧種に指定されましたた。「レッドリストに載ること」=「漁獲禁止」といったような、法的な拘束力はありませんが、「太平洋クロマグロ」の世界最大の消費国である日本は保護策の強化を迫られそうです。
IUCNは、さらに、
高級魚トラフグの代用として、国内の専門店などで流通するカラスフグを絶滅リスクが最も高い「絶滅危惧1A類」に指定しました。カラスフグは「乱獲により、過去40年で99.99%減った」と言われています
さらに、さらに、今年6月に初めて絶滅危惧種入りしたニホンウナギ。
この代用として輸入されているアメリカウナギも、ニホンウナギと同じ「絶滅危惧1B類」に分類されました。
「太平洋クロマグロ」「カラスフグ」「アメリカウナギ」いずれも日本人の食生活と関係の深いお魚です。食卓は勿論、漁業の影響も大きくなりそうです。