エコトピックス【ボノボ】
ボノボ。ヒト科チンパンジー属に分類されるサルで、
以前はピグミーチンパンジーと呼ばれていました。
ボノボはチンパンジーとともに、人間に最も近い動物の一つとされています。
京都大学・野生動物研究センター付属の研究施設「熊本サンクチュアリ」が
おととい、アメリカのサンディエゴ動物園から絶滅危惧種の類人猿、
「ボノボ4頭を譲り受けて飼育を始めた」と発表しました。
野生のボノボはアフリカ・コンゴの熱帯雨林に生息しているだけで。
飼育されているのも欧米あわせて180頭のみ。
研究成果も少ないんだそうです。
ボノボを学術研究の目的で飼育するのは、世界で3施設目。
チンパンジーは雄♂優位で、
群れ同士が争う攻撃性を持ち、
餌を食べる際には石などの道具を使う。
ボノボは雌♀優位で
群れ同士が交流する穏やかな性格で、
道具はあまり使わない。
これらを比較しつつ、「ヒトの進化を解明していく」んだそうです。