エコ・メッセージ【桂三枝】その1
今週は、7月に「六代 桂文枝」を襲名される、桂三枝 師匠からメッセージを頂きました!
「日常のエコ」は、浴衣に、扇子。そして「釣りしのぶ」。
釣りしのぶは、竹や針金を芯にして山苔を巻きつけ、
その上にシノブの根茎を巻き付けて、さまざまな形に仕立てたもの。
シノブは山地の樹木や岩肌に着生して育つシダで、強健で乾燥に強く、
水がなくても「耐え忍ぶ」ことからこの名がつき、そのシノブを吊るすことから「吊り忍」
といいますが、縁起よく「釣りしのぶ」と書くようになりました。
釣りしのぶは、江戸の中期ごろに庭師たちがお得意様へのお中元用に作り始め、
明治から昭和初期にかけて一般にも広まって、家々の軒先を飾るようになりました。
風鈴をつけたものも多く、その涼やかな音色とともに夏の風物詩になっています。
時代の流れで見かけることが少なくなりましたが、
釣りしのぶの瑞々しさは、空中に浮遊する小さなオアシスのよう。
マンションやビルでも涼しげな風情を感じられますよ。
手入れのポイントは直射日光を避け、乾いたら毎日バケツにどっぷり浸けること。
秋になって葉が枯れてしまったら、2~3日陰干ししてから新聞紙に包み、
ビニール袋に密封保存しておきます。
そうして翌年の春に水を与えると芽が出てくるので、
手入れを怠らなければ3年は楽しめるそうです。
釣りしのぶは自分で作ることもできますし、萬園などの専門店のほか、
園芸店、縁日、百貨店の催事などに並びます。
価格は2,000円ぐらいからあり、高価なもは3万円以上しますが、
売れ筋は2,000円~3,000円のものだとか。初夏が出荷のピークです!
『 桂三枝の笑宇宙FINAL 』
4月27日(金)
開場18:00
開演18:30
【会場】5upよしもと
【出演】桂 三枝
桂 三象 他
《ゲスト》オール阪神・巨人
【チケット】前売3,500円 当日4,000円
【問い合わせ】チケットよしもとインフォメーション ℡:0570-036-912