エコトピックス【メキシコ湾「原油流出事故」から「まる1年】
「ナショナルジオグラフィック 」によりますと去年アメリカのメキシコ湾で起きた「原油流出事故」から、昨日4月20日で「まる1年」が経過しました。
メキシコ湾周辺では、「野生動物の謎の大量死」や「奇形」が確認され、専門家は事故との関連性を指摘しています。
この半年間メキシコ湾では、浜辺に打ち上げられた「イルカとウミガメ」の死骸が急増し、サンゴ礁に生息する一部の魚類には「形態異常」が確認されているそうです。
事故以前は白い砂で有名だった「フロリダ州」の「ペンサコラビーチ」は、この事故によって、油塊(油の塊=タールボール)と原油に覆われましたが、事故からおよそ7カ月後の今年2月には、肉眼で見た限りの原油が除去されました。
短期間で元の状態に戻った理由として、「穏やかな気候、原油分解能力の高いバクテリア、そして、連邦政府と産業界が連携した懸命な除去活動が実を結んだ」と専門家は語っています。
ここでも、「バクテリア」という自然の力が大きく働いています。人間が汚してしまったモノを、自然が治してくれています。ナウシカの世界みたいです。