緑提灯
エコなお店の探しの方「緑提灯」って知っていますか？
皆さん、カロリーベースという言葉を知っていますか？
カロリーベースとは、食糧自給率という意味で
国内で消費されている食品、食材のうち
国内で生産されている割合のことです。
輸入大国 日本では、
インドから紅茶、オーストラリアから牛肉、
その他にも中国やアメリカから大量の輸入を行い
日本のカロリーベースは４０％と、とても低いのです。
カロリーベースが低いということは、
輸送するエネルギーが莫大に使われており、
国内の農業や水産業などの食品産業が発展しません。
そこで、2005年より北海道小樽で「緑提灯」運動が始まりました。
「緑提灯」とは、お店で使用されている食材のカロリーベースが
５０％以上のお店に緑の提灯を掲げてもらうというユニークな運動なのです。
５０％を超えているお店なら一つ星
６０％を超えているお店に二つ星と、１０％ごとに星を増やしていき
９０％以上なら五つ星の「緑提灯」となります。
星の数もお店の店主の自主申告で、もし偽っていたら
「反省」と書かれた鉢巻を巻くか、丸坊主にするという
これまた変わった罰則があります。
しかし、調査員がいるわけでもなく
お客は食材の仕入先を知ることが出来ないという現状で
「正直を重ねて、信用を得る」商売をしている地道なお店だけに
参加してもらうようにしており。
まさに、 この緑提灯がお客さんを大切にする店主さんの
「心意気」や「覚悟」を象徴しているようです。
日本の農林水産物をこよなく愛でる「粋な客」 になりませんか。
