11月23日は勤労感謝の日です。1948年に国民の祝日に制定されました。もともとは農作物に感謝する新嘗祭という古来の行事が元になっていると思われますが、現在では労働(勤労)は農業だけではないので日々の労働について国民がたがいに感謝し合う日と定められています。そんなこと政治家から言われんでもええわい、という気もしますが、天皇誕生日が12月23日になる前は(昭和まで)は1年で最後の祝日で、年末のあわただしくも華やかな季節に入って行く日、つまり冬の入り口というイメージがあります。アメリカでは同じような趣旨のLabor Dayが9月にありますが、これも労働者の日という由来とは別に夏の終わりというイメージです。11月の最終週はThanks Givingですが、これは日本のお正月のような行事で、歴史的な意味はもうすでに薄れているような印象がありますね。あと1週間で師走です。今年も1年よく頑張った人も、そうでない人も風邪ひかないように楽しい冬を過ごしましょう。
11月23日オンエアーの曲です。
M1 Sweet Caroline / Niel Diamond
ジョンFケネディ大統領が暗殺された1963年にはまだ5歳で、父の葬儀の時に母親(ジャクリーンケネディ)の横で気丈な表情で立っていたキャロラインちゃんももう56歳。私とは同世代の彼女は子供のころから有名人でした。ところがなんと駐日大使として日本にやってきました。なんとなくオバマ大統領は日本を大事に思っているような印象も受けますね。過去、あんなに国民に歓迎された大使は記憶にありません。馬車で皇居に行く慣わしも初めて知りました。この曲は、1969年にニールダイアモンドが歌ってヒットしました。キャロラインケネディを歌ったとされていますが、歌詞に彼女は登場しません。
M2 埠頭を渡る風 / 松任谷由実
1978年のユーミンのアルバム「流線型80」からです。このアルバムを冬によく聴いたという人は多いかもしれませんね。ロッジで待つクリスマスとかキャサリンとか今聴くととっても懐かしいですね。
M3 オジー自慢のオリオンビール / ビギン
2002年のオモトタケオⅡに収録された曲で、オリオンビールのCMに使われましたが、オリオンビール社から依頼されて作ったものではありません。沖縄でビールというとオリオンビールですがその歴史は意外に新しく、1959年からです。沖縄の気候に合った軽い飲み口のアメリカンタイプのビールで沖縄以外にもファンも多いですが、酒税法の関係で沖縄以外ではあまり流通させることができません。ちなみに、このアルバムには「オバァ自慢の爆弾鍋」という歌も入っています。これはピアノの上地等のおばあちゃんが本当に爆弾の先っぽを切ったものを鍋代わりに使っていたという事実から生まれた歌です。ホンマカイナ?と思われるでしょうが、沖縄ではあり得ることなんですよ。
M4 誰に告げようか / 紙ふうせん
冬が来る前の大ヒットの後の1978年にリリースされた「霧にぬれても」と「誰に告げようか」は、紙ふうせんが最もポップスよりだった時期の歌です。赤い鳥時代からのフォークソングとはちょっと趣の異なる歌で、あまりライブで歌うこともありません。たまに、ライブで聴きたいと思うファンも多いのではないでしょうかね。