OA楽曲情報

2013年09月29日

吟遊詩人

平山さんのモーニングサービスのコーナーでは、高石ともやさんの歌に吟遊詩人の感性をみたというお話がありました。吟遊詩人とは中世ヨーロッパで詩曲を歌い歩いた人々を指し、トルバドールとかミンストレルとか言われました。日本でも平安時代から鎌倉時代に琵琶法師という僧が存在しました。歌は人と共感することでその存在が意味を持つもので、その意味ではフォークソングも現代においてその役割を果たしてきたという説は説得力がありますね。60年代のアメリカで活躍したグループにニュークリスティ―ミンストレルスがいましたが、ずばりミンストレル=吟遊詩人というネーミングです。歌い継がれる歌があります。それはその歌を聴いた人の思いや感動や共感であり、歌の持つ力は歴史を作ってきたと言えるかもしれません。そんな歌をこれからも放送を通じて伝えて行きたいと思いました。
9月28日オンエアーの曲です。


M1 An Old Fashioned Love Song / Three Dog Night

1970年代初頭に活躍したスリードッグナイトの代表的なヒットナンバーです。ポップな歌で数々のヒットがある彼らですが、この曲以外ですと、Joy To The World(喜びの世界)が日本では有名でしょうか。


M2 サルビアの花 / もとまろ

1971年、青山学院高等部の女子高生3人組だったもとまろがテレビ番組のコーナーで歌ったのがヒットしてしまったという曲です。作曲は早川義男、作詞は相澤靖子さん。サルビアの赤い花に未練がましい男の子の想いを重ねた歌詞で、さわやかな青春の・・・というよりは、今の社会ならストーカーといわれても仕方ないような偏った愛情表現かもしれません。


M3 インドの町を象に乗って / 四角佳子

六文銭の歌で知られるとても楽しくインドへの憧れが増すような歌です。今また精力的に活動されている四角佳子さんの歌でお送りしました。


M4 わが祖国(This Land Is Your Land) / Woody Guthrie

アメリカの大恐慌時代、ギターを弾きながら各地で歌い続けたウディガスリーの歌は、とてもわかりやすいコード進行と社会を鋭く見据える歌詞が特徴です。この時代の曲の多くはカントリーソングなどのメロディーが元になっていることが多く、この歌もカーターファミリーの曲からインスパイアされたとも言われています。高石ともやさんの「陽気に行こう」という曲もカーターファミリーの曲が元になっているので、その意味では似ていますね。

文:とらのすけ

青春のうた~旅物語~

2013年09月22日

ニュージーランド、インドの旅行説明会

今週のJTB旅物語からのお知らせはニュージーランド、インドの旅行説明会のお知らせです。
日時は9月30日(月)。場所はJR大阪駅直結のホテルグランヴィア大阪20階で開催します。

ニュージーランド旅行の部では、ニュージーランド出身で武道学者のアレック・ベネットさんの「武士道にハマッたニュージーランド人」をテーマにした抱腹絶倒のお話や、政府観光局、航空会社によるトークショーなど、ガイドブックには載らないニュージーランドの魅力をたっぷりご紹介します。

インド・ネパール・スリランカの部では、エア・インディア西日本地区支配人のマリニさんのインドへのお誘いや、インド古典舞踊の披露などエキゾチックなひとときをお楽しみいただけます。

総合司会はテレビやラジオでお馴染みの関西系インド人、サニーフランシスさんがおもしろおかしく皆様をご案内します。

ご来場者にはもれなく、インドの開運の神様、「ガネーシャの置物」をプレゼント!

JTB旅物語、ニュージーランド、インド 旅行説明会。
9月30日 月曜日 JR大阪駅直結のホテルグランヴィア大阪20階、 
名庭の間(なにわのま)で開催します。

詳しくはJTB旅物語のホームページをご覧ください。

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2013年09月22日

公開録音2013秋


さわやかな秋晴れの土曜日。琵琶湖に沈む夕日を美しく眺めながら青春のうたものがたりの公開録音コンサートが行われました。場所は滋賀県守山市にある佐川美術館アートステージ。紙ふうせんのライブとゲストに高石ともやさんをお迎えして、約500名のお客さんとともに楽しく美しい時間を過ごすことができました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。高石さんはフォークの礎を築いた人、同様に赤い鳥もポピュラー音楽の夜明けを作ったグループでした。そんな3人のトークは、この番組でしか聞けないとても貴重な記録となりました。また、高石さんのお客さんと一体となったライブ、3人で歌ったあの名曲・・・
9月29日(日曜日)の夜7時から特別番組として放送されますので、ぜひお聴き逃しの無きようチェックしてくださいね。
9月21日オンエアーの曲です。


M1 琵琶湖周航の歌 / 加藤登紀子

京大の前身である三高(第三高等学校)の寮歌として歌われていた曲を、加藤登紀子さんが歌ってフォークソングの世界でも有名になりました。公録ではスタッフが誰一人時間通りに到着できなかったほど、秋の連休の琵琶湖はそれはそれはたくさんの人が訪れる場所でした。


M2 加茂の流れに / かぐや姫

1974年のかぐや姫のライブアルバム「かぐや姫ライブ」は、京都会館と大阪厚生年金会館のコンサートをライブ録音したものです。1曲目の「うちのお父さん」とかこの曲「加茂の流れに」はこのライブしか音源がありません。素晴らしいライブ録音盤でした。先日の台風では桂川にかかる渡月橋が危険な状態になりましたが、濁流によく耐えましたね。


M3 Tomorrow Never Knows / The Beatles

1966年のアルバム「リボルバー」の最後に入っていたサイケデリックでちょっとトリップしそうな曲です。ビートルズのメンバーがインドに影響された時期で、シタールの音がミニマルに編曲されています。


M4 青春旅情 / あのねのね

京都産業大学で生まれたコミックフォークデュオ(あえてそう言わせていただきます)あのねのねが、赤とんぼの歌、魚屋のオッサンの歌などで一世を風靡したのは1970年代初めのこと。それから40周年ですか・・・。あのねのねとしてはたまにしか活動しないお二人ですが、今も両方ともボケキャラのコンビは健在です。この歌は、河島英五の作で名曲だと思います。紙ふうせん同様、あのねのねもこれからも活動期待しています。

青春のうた~旅物語~

2013年09月15日

神秘のオーロラクルーズ10日間

今週のJTB旅物語からのお知らせは「光と闇のスペクタクル・神秘のオーロラクルーズ10日間」です

世界で有数の美しい航路と言われるノルウエー西海岸を、フッティルーティンと呼ばれる、沿岸急行船の海側船室からオーロラを鑑賞します。 オーロラ鑑賞5回のチャンスのうち3回がクルーズ船から。クルーズ船からの鑑賞なら周囲の明かりや寒さを気にせず鑑賞できます。

絵葉書を旅すると言われるロフォーテン諸島、オクスフィヨルドやラフテスンデ海峡など風光明媚な景色が次々とご覧いただけます。また。世界最北端の町ハンメルフェストやノルウエー第三の都市トロンハイムにも寄港します。

JTB旅物語の「神秘のオーロラクルーズ10日間」
フィンランド航空利用、添乗員同行、最少催行人員15名様、朝食8回、昼食6回、夕食7回つき
ご旅行代金は2名様1室利用でお一人様、28万円からです

出発日、行程など詳しくはJTB旅物語のHPをご覧ください。

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2013年09月15日

老人って??

9月15日は敬老の日。老人とは何歳以上を言うのかは定かではありませんが、行政上あるいは社会通念上65歳が節目ではないかと思います。だとすれば、1970年代に日本の音楽を支えた偉大なミュージシャンたちの多くは老人ということになります。9月14日、京都円山音楽堂では高石ともやさんと城田じゅんじさんの二人会が行われました。お二人が作られたバンド、ナターシャセブンは多くのミュージシャンに影響を与え、宵々山コンサートの主催など関西の音楽シーンの礎を築きました。お二人の歌とトークには、様々な人生の出来事を乗り越えてきた強さと優しさにあふれ、今も歌えることを心から楽しんでおられました。お客さんのほとんども同世代の方たち。老人というイメージはありません。同じ70歳でも昭和の時代の老人とは明らかに違う。老人というイメージはすでに変わってしまっているのかもしれません。先輩たちのお元気な姿に我々が勇気づけられることが本当に多いです。敬老の日とは、老人を敬う日ではなく、老人から力をもらう日になったような気がします。
9月14日オンエアーの曲です。


M1 5番街のマリーへ / ペドロ&カプリシャス

1973年にリリースされました。ボーカルは高橋真梨子さん(当時は高橋まり)で、前野曜子さんの後に入った2代目ボーカリストでした。歌の上手いボーカリストとして評判だった真梨子さんですが、現在もまったく衰えない歌声はさすがです。もちろん、我らが平山泰代さんも同じです。


M2 今はもう誰も / アリス

京都で活躍していたカレッジフォークグループ、ウッディー・ウーのオリジナル曲は、アコースティックギターのストロークが中心の編曲でしたが、1975年にアリスが歌った時には矢沢透さんのカッコイイ編曲でヒットしました。アリス最初のヒットかもしれませんね。


M3 Fernando / ABBA

邦題は悲しきフェルナンド。1976年のABBAのヒット曲です。北欧の香りが漂う美しいメロディーとリズムはいつ聴いてもキュンとなる懐かしさで迫ってきますね。ハードロックのジャンルでも北欧メタルと呼ばれるものは、様式美とメロディーの美しさで熱烈なファンも多いです。
北欧…行ってみたいですねぇ。


M4 空に星があるように / 荒木一郎

文学座の俳優だった荒木一郎が1966年に歌手デビューした時の曲です。この年のレコード大賞新人賞を受賞。歌手荒木一郎としてはこの曲しか知らない人も多いかもしれませんが、その後も1980年代半ばまで音楽活動は続けていました。現在はマジックの研究家としてもご活躍のようです。


文:とらのすけ

青春のうた~旅物語~

2013年09月09日

黒部峡谷・秋いろ散歩2日間

JTB旅物語からの今週のお知らせは一足早い秋の旅「黒部峡谷・秋いろ散歩2日間」です。

大阪・京都からバスで<宇津江四十八滝>へ、全国自然100選地に選定され、紅葉の名所で知られる滝を約1時間散策します。 宿泊は、越中となみ野温泉・栃波ロイヤルホテルでお寛ぎください。
2日目は宇奈月温泉からトロッコ列車に乗って、黒部川沿いに色づく山々を車窓から楽しみます。鐘釣で約40分、欅平で約2時間、現地ガイドの案内で秋色に染まる散策を満喫します。通常、団体ツアーでは2箇所の下車ができないのですが、このツアーのために特別に許可をいただきました。是非、この機会をお見逃しなく。

JTB旅物語の「黒部峡谷・秋いろ散歩2日間」
添乗員同行、最少催行人員25名、朝食1回、夕食1回がついて、
ご旅行代金は2名様1室利用で大人お一人様21,980円から

出発日、ご旅行条件など詳しくはJTB旅物語のHPをご覧ください。

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2013年09月09日

夏の終わりか秋の到来か

この季節は晩夏でもあり、初秋でもあります。初秋というにはまだ気温も高く、蝉の声も聞こえています。晩夏というとなんとなく一つのイベントが終わったような響きがありますが、初秋というと何かの始まりのような新鮮な気持ちになれるのでこの方が好きです。絶好の運動の季節。体を動かしましょう。
9月7日オンエアーの曲です。


M1 Mr. Monday / The Original Cast

カナダ出身の6人組のバンド、オルジナルキャストの1970年のヒットナンバーでした。1970年というと大阪万博が開催され、FM大阪が開局した年です。洋楽のポップスが日本でも花開いた時期でもあります。このMr.Mondayは全米No1にとどまらず、日本でもオリコン7位という快挙を成し遂げています。この時代ですと日本はまだまだ演歌の時代ですからねぇ。


M2 初恋 / 村下孝蔵

「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり」島崎藤村の詩に曲をつけて舟木一夫が歌ったのが1971年のこと。村下孝蔵の初恋がヒットしたのは1983年のことです。今では「初恋」といえばどちらが有名でしょうか。少年よりも少女の方が大人になるのが早く、いつも初恋は女性に対する少年の憧れなのかもしれません。


M3 いにしえ / 日暮し

1972年結成の「日暮し」という3人組を覚えている人はそんな多くないかもしれません。1977年にヒットしたこの曲「いにしえ」がドラマの主題歌だったりしてプチヒットしました。日暮しはRCサクセションのリーダーだった武田清一、中村幸雄に榊原尚美の3人組でした。榊原尚美は後に杉村尚美としてソロでも活躍されました。この曲は当時FMラジオではよくかかっていたように思われます。


M4 君が思い出になる前に / スピッツ

スピッツのアルバム「Crispy」からのヒット曲です。スピッツの曲はどれも完成度が高く、長く親しまれ聴かれ続けると思いますが、この曲は特に初ヒットということもあり思い出深い曲です。

文:とらのすけ