成人の日です。この番組をお聴きただいているみなさんは今も青春ですか?今週は、大好きな詩をご紹介させていただきます。
青 春
原作 サミエル・ウルマン (訳 岡田 義夫)
青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる、
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる、
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。 これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを堅くとざすに至れば、この時にこそ人は全く老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。
(文 とらのすけ)
1月12日オンエアーの曲です。
M1 ああ青春 / 吉田拓郎
1974年、吉田拓郎作曲(詞:松本隆)。トランザムが歌いました。ドラマ、俺たちの勲章で使われたのはインストです。青春という言葉は、とても奥深いと思います。ノスタルジーであってはいけない、懐かしむだけではいけない。青春を過ごした時は、今も自分の一部分なのですから。
M2 標ない旅 / 永井龍雲
1979年、グリコアーモンドチョコレートのCMソングに使われ、ヒットしました。この年、永井龍雲さんはFM大阪でも、「ひとつぶの青春」という番組のパーソナリティーを務めていました。今年はデビュー35周年。ツアーも始まるようですよ。
M3 I Like Chopin / GAZEBO
イタリアの歌手、ガゼボの1982年のヒット曲です。日本ではこの曲のみが知られていますが、イタリアでは今も人気歌手として活躍されているようです。小林麻美さんが日本語詞(松任谷由美)のバージョンを歌ってはりましたよね。
M4 ビューティフルサンデー / 田中星児
NHK「おかあさんといっしょ」の初代うたのお兄さんももう65歳。年金もらえる年なんですね・・・。
1976年にダニエルブーンが歌って世界的にヒットした曲の日本語カバーです。これも日本で大ヒットし、この年田中さんは紅白に出場しています。わかりやすくて誰でも歌えるハッピーソングですね。