7月15日:なんpedia~九州編③~
フリーの制作集団「チーム なんMEGA」が運営し、リスナーが自由に意見できるFM OSAKAなんMEGA上のフリー百科事典、その名も「なんペディア」。しばらくおやすみしていましたが、先週から、期間限定ではありますが復活しています。
しかも新たに「九州に関するウワサ」という新カテゴリが追加されました。
九州に関するあること、ないことの真相に全力で迫る「なんpedia」では早速、今日の気になる九州に関するウワサは??
今日の九州のウワサ
イルカウォッチングが楽しめる熊本県天草地方では、一年中 しめ縄を飾っているらしい。
えっ~!!そんな噂聞いたことない~ホント~??ということで・・・では早速、この噂を検証していきましょう。「天草イルカウォッチング」…天草市五和町(いつわまち)の通詞島(つうじしま)沖に生息する200~300頭の野生のイルカの群れと出会う「感動体験」のこと。地元の海とイルカの行動を知り尽くした船頭が案内してくれて、季節を問わず年中体験することができる、この「天草イルカウォッチング」。船に乗り込み、港を出てしばらくすると舟のすぐ近くにイルカの大群が現れます…その確率、なんと98%!!身を乗り出せば手が届きそうな距離を泳ぐイルカたちの姿に感動すること間違いなし。大海原の海面からイルカの飛び跳ねる姿を見ていると心も体も癒されます…
それが「天草イルカウォッチング」なんです!!
ではそんな「天草イルカウォッチング」が楽しめる熊本県・天草地方では「一年中しめ縄を飾っている」
らしいのか…なんMEGAスタッフが調べたところによりますと…
そもそも“しめ縄”とは・・・現在ではクリスマス後から28日までに飾る事が一般的で、
29日と31日に飾る事は縁起が悪い事とされている。飾りを取り外す日も地域によって風習が異なり、
1月7日に七草がゆを食べた後、若しくは15日の小正月(こしょうがつ)の後に取り外すとされている。
なぜそのしめ縄を一年中飾っているのか・・・歴史は“江戸時代”までさかのぼるらしい。
当時幕府によって、キリスト教は禁止されていましたが、この天草地方では、
隠れてキリスト教を信仰する“隠れキリシタン”の多い地域だったらしいんです。
そのため自分たちが“キリシタン”だと疑われないための「自衛策」として一年中
しめ縄を飾っていたらしく、冬にはキレイな色のだいだい、夏には真っ黒になった
だいだいが(みかんの一種)飾られているらしい。
そんな噂のある天草地方の複数の場所に銅像が建てられているのが、天草島原の乱を率きいたとされる【天草四郎】らしく、この地方の名前が付いている彼には、「水の上を歩いた!」 などたくさんの伝説が残されているらしい。
そして 上天草地方(かみあまくさ)の維和島(いわじま)の道端には、「天草四郎が通ったかも知れない道」と書かれた看板も立っているらしい。
(九州中歩いていいてもおかしくないですよね…)さらにこの維和島は
天草四郎の母・マルタの生誕地らしく、天草四郎の産湯に使われたとされる
井戸まであるらしいのです。
さて、ではそんな「天草イルカウォッチング」が楽しめる熊本県・天草周辺では「一年中しめ縄を飾っている」らしいのか、
本当かどうか…それを確かめるのは、あなたです!
ぜひ山陽・九州新幹線に乗って、九州・天草まで足を運んで、あなたの目で耳でその真相を新幹線に乗って確かめて来てくださいね! 直通列車「みずほ」だと新大阪-熊本間、最速2時間59分だそうです。それでは最後に、今日の一言です。
「どがん強か、天草四郎ばってんイルカには癒されとったったろうなぁ。」
意味は・・・
【とても強い天草四郎もイルカに癒されていたんだろうな~。】
という意味です。
来週もお楽しみに!