2009年01月26日

2009.01.26 ワックスマン 「カルメン幻想曲」/神尾真由子(ヴァイオリン)

[HP] おしゃべり音楽マガジン くらこれ!
毎週日曜日深夜26:00よりオンエア(FM OSAKA 85.1MHz)
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M1:ワックスマン 「カルメン幻想曲」/神尾真由子(ヴァイオリン) ヴァイデム・グラドコフ(ピアノ)

♪今週の表紙・顔!!!
2007年開催の第13回チャイコフスキー国際コンクール(ヴァイオリン部門)で優勝した神尾真由子さん。マスコミ各社が大きく取り上げたこともあって、その名前に心当たりのある人は多いことでしょう。

特に関西のクラシック・ファンにとってはうれしさも一入(ひとしお)。そうなのです。現在21歳の神尾さんは生まれも育ちも大阪府豊中市なのですから。
 すでに11歳のとき、メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール(ジュニア部門)で入賞。その数年後、ボストンやワシントンでリサイタル・デビューを果たし、ワシントン・ポスト紙などで絶賛されました。04年のイギリス・デビュー(BBCフィル)のときには、その公演模様が各国に発信され、世界的な話題を呼びました。

その神尾さんが故郷・大阪でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾く!
なんて夢みたいな演奏会が今年6月16日(火)午後7時からザ・シンフォニーホールで開かれます。

オーケストラはロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団で、指揮はヴァイオリニストでもある名匠ウラディーミル・スピヴァコフです。

「チャイコフスキーの夕べ」と題して、幻想序曲「ロメオとジュリエット」の次に神尾さんが登場してのコンチェルト、そして最後はロシア情緒豊かで壮大な交響曲第5番で幕を閉じます。こんな素敵なコンサート、実はFM大阪開局40周年記念公演でもあり、ロシア連邦大使館と共に「後援者」としてサポートしています(チケット予約はエス・ピー・エース06-6204-0412)。

そんなメイン・イベントだけに、演奏会のある6月まで幾度もお知らせすることになると思います。 番組では「神尾真由子を聴く」その第1弾として、彼女のデビュー盤「PRIMO」(BMG JAPAN発売)からワックスマン作曲の「カルメン幻想曲」の後半部分を聴きました。


♪くらこれ対談
演奏会等の企画会社(COPAエンタープライズ)を指揮者・井村誠貴さんと共に設立した牧村邦彦さん(50歳)がゲストです。

初めてご登場いただいたのは昨年末。主な話は、2人が企画し、指揮したニューイヤー・オペラコンサート(1月3日)のことでした。「年が明けたら、指揮者・牧村さん個人のことを詳しくうかがいましょう」。そう言って再会を約束したよっさん。2月を待たずにそれが実現しました。

「お生まれは大阪の八尾市ということですが、クラシックとの出会いは?」(よっさん)
「父親がクラシック音楽が大好きでした。だからうちにはその種のLPレコードがたくさんありました。それを昔の家具調ステレオ? 観音開きのやつ。それで父は熱心に聴いていましたよ。僕も小さいときから一緒に聴いていましてね。
 で、3歳くらいのとき、自分でピアノを習いたいと親に言ったのを覚えています。普通なら親が習わせるところなんでしょうが」(牧村さん)
「一番よく聴いたレコードは覚えていますか」
「ええ。ケルテス指揮、ロンドン交響楽団の『新世界』ですね。見開きで豪華な装丁のレコードでした」
「小さいころから指揮者を目指していたの?」
「いえ、いえ。憧れはありましたけどね。音楽を聴きながら、コタツの上で指揮することはよくありました。終わったら一礼して(笑)」
「ピアノ以外の楽器は?」
「中学のとき、ブラスバンドに入ってトロンボーンとユーフォニウムを吹きました。特にユーフォニウムは裏メロ(裏のメロディー)が吹けて楽しかったですね。時々、先生の代わりに吹奏楽部を指揮しました」
「それが指揮者・牧村の原点や!」
「そうかもしれませんね」
「高校もやはりブラスバンド?」
「高校は羽曳野高校だったんですが、当時、コーラス部はあってもブラスバンド部はなかった。2年のとき、僕が何人かの仲間とブラスバンド部を作りましてね」
「なるほど、COPAの原点だ(笑)。で、そのあと大阪芸大の演奏学科に進んだわけやね。ピアノ専攻。指揮者になることは考えなかった?」
「指揮者に自分がなれるとは思ってなかったです。大学で教職の免許を取って、どこかの高校で音楽を教えながら吹奏楽部を指揮できたらいいなぁ…と」

大学在学中、合唱指揮者で演奏学科長の櫻井武雄さんや指揮者の外山雄三さんの薫陶を受けた牧村さんは無事大学を卒業。その2年後、ウィーンに渡り、ウィーン国立音大指揮科に留学します。2年半の留学時代のお話は、次回にお聞きしましょう。


M2:ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」第1楽章から/イシュトヴァン・ケルテス(指揮) ロンドン交響楽団
M3:1月3日(土)いずみホール「『ラ・グランガラ』ニューイヤー・コンサート2009」より、アンコール曲「乾杯の歌」


♪くらこレディオ
最近映画をよく観てるカネヤンです(∩´∀`)∩
家でDVDで観るのもいいですが、やはり映画館で観るのは最高!!!

特に平日(つ∀`*)
空いていて心地いいです!!
今年はたくさん映画みちゃうでよ〜〜!
さて、今回のくらこレディオはタワーレコメンドとくらこれカウントダウンをお送りしました。

M4:J.S.バッハ メヌエット(ギターソロ)/村治佳織(ギター)「KAORI MURAJI plays BACH」より。
(タワーレコメンド)

今回のくらこれカウントダウンは1月のTOP5をご紹介しました!!
第1位 『剣の舞〜ハチャトゥリアン/アレクサンドル・ラザレフ
第2位 ブラームス 交響曲第2番他/ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン
第3位 ブラームス 交響曲第3番他/ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン
第4位 New Year's Concert2009 /ダニエル・バレンボイム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第5位 メンデルスゾーン『マスターピース』

この中から第5位の30枚BOXです!メンデルスゾーンの「マスターピース」から、少し聴いていただきました。

M5:前奏曲とフーガ/マライ・ぺライア(ピアノ)
(くらこれカウントダウン)


♪ズバクラ!!
1月23日(金)、京都市交響楽団第520回定期演奏会(京都コンサートホール)を聴いた編集長とよっさん。指揮者は2人が贔屓(ひいき)にしている常任指揮者の広上淳一さん。

オール・アメリカン・プログラムで、弦楽のためのアダージョ(バーバー)、ラプソディー・イン・ブルー(ガーシュウィン/ピアノ…清水和音)、管弦楽のためのディヴェルティメント(バーンスタイン)、「ウェスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス(バーンスタイン)の4種でした。

圧巻は最後の「ウェスト・サイド」、特に4曲目の「マンボ」は盛り上がった、盛り上がった。普通、楽員たちが指パッチンでリズムを取ったり、「マンボ!」と大声の合いの手を入れたりしますが、この日はそれに加えて、指揮者の広上さん自身が客席に向かって「マンボ!」の合いの手をいれるなど、それはそれは楽しいパフォーマンスぶりを発揮しました。

音楽家は音楽だけやればいい。

確かにそうなのですが、時に、こうしたパフォーマンスを指揮者自らが見せてくれるのは、クラシック音楽の裾野(すその)を広げる切っ掛けになります。いや、いや、そんな理屈はどうでもいいでしょう。楽しい音楽は、やっぱり体でリズムを取って楽しみましょう。マンボ!

アンコールで演奏されたディヴェルティメント(バーンスタイン)からの「ワルツ」は、珠玉の美しい曲です。放送最後に繰り返して聴いていただきました。

M6:バーンスタイン 《ウェスト・サイドストーリー》から、シンフォニック・ダンス第4楽章/バーンスタイン(指揮) ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団


♪プレゼント
大阪シンフォニカー交響楽団第132回定期演奏会
【ベートーヴェンと世紀末ウィーンの知られざる交響曲 II 】
《2008-2009年度全4回シリーズ》
●日時:2009年2月13日(金)午後7時
●場所:ザ・シンフォニーホール
●出演:
  指揮:寺岡清高
     大阪シンフォニカー交響楽団
●演奏曲:
  ベートーヴェン 交響曲第4番変ロ長調Op.60
  ロベルト・フックス 交響曲第3番ホ長調Op.79

このチケットを2名の方にプレゼント!!!

(応募方法)
「大阪シンフォニカー交響楽団希望」と書いて、
ハガキは〒556-8510 fm osaka「くらこれ係」まで。
FAXは06-6646-0856 まで。
インターネットはfmoaka.netくらこれまで。
締切は1月28日(水)です。
たくさんのご応募ありがとうございました!!


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毎週日曜日深夜26:00よりオンエア(FM OSAKA 85.1MHz)
出演:くらこれ!編集長こと奥村武司 なにわのよっさんこと吉川智明 DJカネヤン
番組へのご意見、ご感想、リクエストはこちらよりお送りください。

2009年01月19日

2009.01.19 ヨハン・シュトラウス ポルカ「雷鳴と電光」

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毎週日曜日深夜26:00よりオンエア(FM OSAKA 85.1MHz)
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「ニューイヤーコンサート2009」より、
M1:ヨハン・シュトラウス ポルカ「雷鳴と電光」/ダニエル・バレンボイム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
M2:ヨハン・シュトラウス父 「ラデツキー行進曲」/ダニエル・バレンボイム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

♪今週の表紙・顔!!!
番組宛に一枚のCD−Rが届きました。レコード会社のユニバーサル・ミュージックからのものです。

「えっ! 今年の元日、NHKで放送されたニューイヤーコンサートや! 指揮ダニエル・バレンボイム! ほんまや! これ、トレトレ、ピチピチの音源やがな」と興奮していたのは、よっさんだけではありません。編集長もスタッフも「さっそくこれを放送に」と大乗り気。

毎年、ウィーン・フィルによる「ニューイヤーコンサート」の模様は、商品として出来上がったCDを、発売に合わせて1月下旬か2月のアタマに紹介している当番組。しかし、今年は他の放送局に先駆けて紹介できる栄誉を受けました。

ユダヤ人指揮者のバレンボイムは、フルトヴェングラーの影響を強く受けた人で、彼同様、ワーグナーなどの重厚なドイツ系音楽を得意としています。そのほかイスラエルとアラブの音楽家で構成する「ウエスト・イースタン・ディバン管弦楽団」を組織して中東の平和に一役買っている人でもあります。
 重厚長大な音楽を得意とし、時に政治的な立場をとる指揮者バレンボイムが、軽快なウィンナ・ワルツを指揮する? さて、どんな演奏なのか、と興味津々で元日の放送を見ていましたら、意外や意外、けっこう楽しめるコンサートとなりました。

その中からポルカ「雷鳴と電光」、そして定番の「ラデツキー行進曲」を聴きました。


♪くらこれ対談
先週に引き続いて、作家の多胡吉郎さんにご登場いただきました。
前回は『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(河出書房新社)を中心に話をうかがいました。前回同様、編集長が参加しての電話インタビューです。

今回は昨年秋に出版された『わたしの歌を、あなたに〜柳兼子、絶唱の朝鮮』(河出書房新社)について、執筆にあたっての苦労話やこの作品で訴えたかったことなどをお聞きしました。

「さて、多胡さん、この作品で一番言いたかったことはなんですか?」(よっさん) 
「テーマとして柳兼子と出会う前に、その夫である柳宗悦(むねよし)に強くひかれていましてね。宗悦は雑誌『白樺』の創刊者の一人で、朝鮮民芸の研究家でもあったわけです。時代は大正期です。
 で、宗悦は白樺派の精神である『愛』でもって、朝鮮、今の韓国の人たちに接していったのです。朝鮮の民芸を、朝鮮の人たちのために買い集めました。資金は、奥さんであり歌手の兼子さんのリサイタルから得た収益金です。兼子さんも朝鮮のため夫のためになるのであればと、喜んで引き受けます。 
 そうしたことを知ったとき、音楽を通して、柳兼子と朝鮮との交流を小説に描こうと思い立ったのです」(多胡さん)

「書くうえで苦労されたことは?」(編集長) 
「韓国にのこる当時の資料などから、リサイタルの模様を描写したことでしょうか。1章まるごとそれを書いた本はあまりないのではないでしょうか。でも、大変だったけれど、大きな快感を得たことも確かです。つまり、書く中で、音楽が音楽を超えていく瞬間を味わったのです。
 兼子は日本女性にあって、西洋の歌をしっかり歌い、韓国の友人として向き合いました。それって、とても21世紀的な生き方じゃないですか。そんなところに、私は強くひかれたのです」

最後に次の作品のことも少しうかがいました。詳しくは、またの機会ということで。
では多胡さん、お元気で。今度はスタジオに是非いらしてくださいね。お待ちしております。

M3:ビゼー 歌劇「カルメン」より「ハバネラ」/柳兼子(アルト) 小林道夫(ピアノ)


♪くらこレディオ
みなさんお元気ですか!!くらこレディオDJのカネヤンでーーーす!!
いつもブログを覗いてくれてありがとうございます!!
そしてはじめての方もこれからも「くらこれ」「くらこレディオ」共々よろしくお願いします!!

今回はタワーレコード難波店との協力でお送りするタワーレコメンドとくらこれニュースでした!

M4:マーラー 交響曲第2番第1楽章/ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮) ロンドン交響楽団
(タワーレコメンド)


♪ズバクラ!!
関西の音楽評論家で構成する「音楽クリティック・クラブ」の2008年度受賞者がこのほど決まりました。
本賞は、デビューして23年のベテラン、チェンバロ奏者の中野振一郎さんが受賞しました。受賞公演は、昨年10月28日、イシハラホールで開いた「17世紀」をテーマにしたチェンバロ・リサイタルです。

チェンバロ音楽は、J・S・バッハなどが活躍した18世紀がいわば黄金時代。ほとんどの演奏家はその18世紀音楽を表現することに終止するのですが、中野さんは、そうした黎明期(れいめいき)の音楽にもスポットを当てるべく演奏活動を行っています。

よっさんはデンスケ(録音機)をもって、受賞式に臨みました。受賞を喜ぶ中野さん。

「今まで私はこの賞に不思議と縁がなかったですね。だからうれしさもひとしおです」(中野さん)
「次の賞は?」(よっさん)
「次は人間国宝でしょうか」

いつもの中野さん一流のジョークを交えながら、楽しそうに語っていました。

中野振一郎さん、受賞おめでとうございます。
ちなみに、同奨励賞はチェリストの金子鈴太郎、オペラ団体のヴィヴァヴァ・オペラ・カンパニー(VOC)、そして特別賞は神戸女学院(作曲家・大澤壽人「作品目録」編纂に対し)に決まりました。

M5:J・S・バッハ ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調第1楽章/中野振一郎(チェンバロ) コレギウム・ムジクム・テレマン


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2009年01月12日

2009.01.12 ルイ・クープラン パッサカリア/中田聖子(チェンバロ)

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毎週日曜日深夜26:00よりオンエア(FM OSAKA 85.1MHz)
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M1:ルイ・クープラン パッサカリア/中田聖子(チェンバロ)

♪今週の表紙・顔!!!
1月15日(木)午後7時から兵庫県立芸術文化センター小ホールでリサイタルを開く、チェンバロ奏者の中田聖子さんをご紹介しましょう。 

中田(なかた)さんは01年に相愛大ピアノ科を卒業しましたが、ピアニストとして演奏デビューをしたわけではありません。大学在学中にポーランドに渡り、ワルシャワ・ショパン・アカデミーで研鑽を積みながら、チェンバロ奏法や通奏低音を学び、卒業と同時にチェンバリストに転向しました。 

03年から毎年秋には関西でソロリサイタルを開いている中田さん。「躍動感のある演奏」「安定した技術」と、音楽専門の新聞・雑誌で高い評価を受けるようになりました。選曲も意欲的で、これまでに何度か「バッハ・パルティータ全曲演奏会」などのオール・バッハ・プログラムの公演を開いています。 

この1月の公演は「J・S・バッハとフランス」をテーマに、バッハと同時代のフランス人作曲家に光を当てたユニークなプログラムを用意。「よく言われるように、バッハは同じドイツやイタリアの作品から強い影響を受けていますが、フランスからの影響や学びとったものも軽視できない」と、中田さんは述べています。

番組では、公演プログラムにも上がっているフランス人作曲家、ルイ・クープランの作品を聴きました。


♪くらこれ対談
07年、当番組の音楽書ガイドで取り上げたことのある『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(多胡吉郎著/河出書房新社)。

覚えていますか? 
第2次世界大戦時、旧ジャワで日本軍の捕虜となった女流ピアニスト、リリー・クラウスのことを扱ったノンフィクション・ノヴェルです。

「くらこれ!」は、その著者である多胡吉郎さんと遂にコンタクトを取ることができました!
久しぶりに帰国して、日本で正月をおくる多胡さんとの「初顔合わせ」ならぬ「初声合わせ」とでもいうのでしょうか。 

多胡さんは1956年の東京生まれ。東大を卒業後、NHKに入局、ディレクターとして、またプロデューサーとして、多くの番組制作に当たりました。
02年、ロンドン勤務を最後に文筆家として転身を図ります。以後ロンドンに留まり、『吾輩はロンドンである』(文藝春秋社)や『スコットランドの漱石』(文春新書)などを著します。

その多胡さんがなぜ、音楽小説を手がけるようになったのか?
多胡さんは、よっさんとの電話インタビューで次のように話しています。
「著書のプロフィールなどにも書いてありますが、私は音楽を命の糧(かて)として、パンと水のように欲するクラシックの大ファンなのです。ですからNHK時代から書きたい音楽家についての資料はたくさん集めていました。
 リリー・クラウスについて書く切っ掛けとなったのは、彼女の良き共演者であったシモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)についての番組を制作したときでした。さらに、ジャワの時代を知る当時の放送局幹部の書き残した文章などもその一助になりました。
 そのように、書く切っ掛けを与えてもらってから刊行まで、およそ20年かかったことになりますね」  

次回は最近作『わたしの歌を、あなたに〜柳兼子、絶唱の朝鮮』(河出書房新社)を中心に、お話をうかがいます。

M2:モーツァルト ピアノ・ソナタ第8番イ短調第1楽章/リリー・クラウス(ピアノ)


♪くらこレディオ
早いものでもうお正月の雰囲気はどこかへ行ってしまいました・・・
でも僕は正月モード全開中〜

寝正月でしたなぁ〜早起き不可能。。。思考停止〜
あかん。
あかん。
くらこレディオもありますし!!
今年もがんばっていきましょう!!
さて、今回はタワーレコメンドとくらこれピックアップをお送りしました。

M3:デカリシモ/小松亮太(バンドネオン) 「ピアソラ・ベスト」より。
(タワーレコメンド)

M4:Boogie Woogie Stomp/斎藤圭土(ピアノ) 「BOOGIE WOOGIE FAREAST」より。
(くらこれピックアップ)


♪ズバクラ!!
今年は作曲家の喜志康一(1909〜1937)生誕100年の年にあたります。
大阪・吹田に生まれた喜志は、その後、兵庫県芦屋市に育ち、資産家系の財政基盤の中でヴァイオリニストとして、作曲家として、早期の音楽教育を身につけます。ドイツに留学することはしばしばで、そうした中でベルリン・フィルとの自作演奏録音の切っ掛けをつかみます。

名匠・指揮者のフルトヴェングラーは、喜志との交友の中で、早くも彼の芸術的才能に気づき、次代を担う芸術家として高く評価していたことが様々な文献からうかがわれます。

その喜志も1937年の11月に亡くなります。享年28歳です。こうした才能ある夭折の音楽家は、歴史に数多く名を留めています。

「スペインのモーツァルト」といわれたホアン・クリソストモ・アリアーガ(1806〜1826)もその一人でいえるでしょう。
生誕100年の06年以来、久しぶりの登場です。

喜志、そしてアリアーガの作品を聴いていただきました。

M5:喜志康一 「7つの日本歌曲」より 4.かごかき/小松一彦(指揮) 東京都交響楽団
M6:アリアーガ 弦楽四重奏曲第2番イ長調第2楽章/シネ・ノミネ・カルテット


♪プレゼント
京都市交響楽団
第520回定期演奏会
●日時:2009年1月23日(金)午後7時
●場所:京都コンサートホール
●出演:
  指揮:広上淳一
  ピアノ:清水和音
  京都市交響楽団
●演奏曲:
  バーバー 弦楽のためのアダージョ  
  バーンスタイン 交響舞曲「ウェスト・サイド物語」 他

このチケットを2名の方にプレゼント!!!

(応募方法)
「京都市交響楽団」と書いて、
ハガキは〒556-8510 fm osaka「くらこれ係」まで。
FAXは06-6646-0856 まで。
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締切は1月14日(水)です。
たくさんのご応募ありがとうございました!!


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2009年01月05日

2009.01.05 チャイコフスキー 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」

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毎週日曜日深夜26:00よりオンエア(FM OSAKA 85.1MHz)
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M1:チャイコフスキー 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」/グスターボ・ドゥダメル(指揮) シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ

♪今週の表紙・顔!!!
昨年12月に初来日した「グスターボ・ドゥダメル指揮、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」が2009年最初の表紙を飾ってくれました。

南米大陸・最北端の国ベネズエラからやって来た指揮者とオーケストラ。すでに番組では紹介済みの両者ですが、今やカリスマ的存在になりつつある若きマエストロ・ドゥダメルたちには、特異な音楽的背景があります。

開発途上国ベネズエラが、青少年を犯罪と貧困から守り、豊かな人格形成に役立つことを目的とした全国規模のプロジェクト「全国青少年児童オーケストラシステム財団」を設立したのは1975年でした。青少年たちに楽器や楽譜、練習場を貸し与え、音楽のプロ教育を施していったわけですが、その成果が大きく実ってきた一つの象徴として登場してきたのがドゥダメルでした。 

シモン・ボリバル・ユース・オーケストラは「ユース」の名の通り20代のプロフェショナルで構成され、総勢200人。多くの公演はその選抜メンバーで行われています。

お聴かせしたCDは、初来日記念盤としてチャイコフスキーの2曲(交響曲第5番&幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」)が収められた新譜(ユニバーサル・ミュージック発売)です。

カラカスでのライヴ録音ですが、両曲とも指揮者、オケ、聴衆が三位一体となって燃えるような「爆演」を聴かせています。
特に「フランチェスカ・ダ・リミニ」の終結部は「凄演」の一言に尽きます。よう、やるで! ホンマ! 
名門ロスアンゼルス・フィルの次期音楽監督になるドゥダメルの今後に期待大!大!!大!!!


♪くらこれ対談
『クラシックを遊ぶ音楽実験室・杉ちゃん&鉄平〜電クラ2・リサイタルツアー2009年』が1月10日(土)、大阪・心斎橋「クラブ・クアトロ」を皮切りに始まります。 

「電クラ2」は、12月8日放送のブログで紹介した新譜「懐クラ」の前に発表したCDですが、いわゆる大阪もの・関西ものの音ネタが豊富なので、関西ではやっぱり「電クラ2」が大受けする。また、やってくれますよ、京橋グランシャトーや奈良健康ランドなどのコマソンを取り入れたクラシカル冗談音楽を—。

そして「懐クラ」から極めつけ「ツィゴイネル北の湖」も聴きもの、見ものです。当日(特に後半)、2人はどんな衣装で登場するのでしょうか、楽しみですね。1部は2時半、2部は6時半開演です。

M2:無伴奏100km/h超過パルティータ/杉ちゃん&鉄平
M3:ツィゴイネル北の湖/杉ちゃん&鉄平


♪くらこレディオ
あけましておめでとうございます!!!!!
DJカネヤンの『くらこレディオ』今年もよろしくお願いします(*´Д`)ノノ
新年一発目のくらこレディオはタワーレコメンドと、くらこれバースデーでした!!

諏訪内晶子『impressions』 THE BEST OF SUWANAIをご紹介!!その中から・・・
M4:ブラームス ハンガリー舞曲第2番ニ短調/諏訪内晶子(ヴァイオリン) ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
(タワーレコメンド)

1月生まれの作曲家、演奏家などクラシックに関わりのある方々を紹介しました。
今回はドラマ「のだめカンタービレ」千秋真一役で一躍有名になったのが「玉木宏」14日生まれです!
「のだめカンタービレ」のテーマソングになったベートーヴェンの交響曲第7番を聴きました。
M5:ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章/サイモン・ラトル(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(くらこれバースデー)


♪ズバクラ!!
毎年夏、海外の著名オーケストラの団員を講師に迎え、日本のプロ・オーケストラの団員を対象にして開催される音楽セミナー「アフィニス夏の音楽祭」。長野県飯田市を主会場にして行われるこの音楽祭の主眼は、プロ同士のセミナーにあるわけですが、最終日はその成果を披露する演奏会が開催されます。 

同音楽祭の第10回(98年)に登場したのが指揮者の朝比奈隆さんです。昨年刊行された『日本のオーケストラ2008』(6CD)の中の特典盤に、朝比奈隆指揮、アフィニス夏の音楽祭祝祭管弦楽団の演奏するブラームスの交響曲第1番ほかが収められています。

各セクションの要には、この年の講師となったシカゴ響などの名門オケ奏者が陣取っています。にわかオケなりに、役者はそろっています。 朝比奈さん一流の堂々としたテンポで全体が構築されるブラームス。いつもの朝比奈さんでありながら、図らずもキラリと光る即興性が随所に聞こえます。

特に第4楽章主部の「歌」はその典型例でしょう。 そして、10年後の第20回の昨年、同オケを指揮したのが下野竜也さんです。大阪フィルの指揮研究員として2年間、朝比奈さんについて学んだ唯一といってもいい愛弟子です。下野さんはベートーヴェンの第7交響曲を振りました(同音楽祭CDより)。 

朝比奈さんから下野さんへ。
「アフィニス夏の音楽祭」は、確実に<日本の夏の音楽祭>へと大きく変貌しつつあるといえるでしょう。 

ところで、この音楽祭は「アフィニス文化財団」が主催しています。ご存知ですか。JT(日本たばこ産業)が50億円を出資して設立した財団です。 

愛煙家の皆さん! 
皆さんの「けむり」は決して無駄にはなっていないのですよ!

M6:ブラームス 交響曲第1番第4楽章(1998年)/朝比奈隆(指揮) 第10回アフィニス夏の音楽祭祝祭管弦楽団
M7:ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章(2008年)/下野竜也(指揮) 第20回アフィニス夏の音楽祭祝祭管弦楽団


♪プレゼント
大阪シンフォニカー交響楽団
第131回定期演奏会【メランコリック・ロシア!】
●日時:2009年1月16日(金)午後7時(開場午後6時)
●場所:ザ・シンフォニーホール
●出演:
  指揮:外山雄三
  ピアノ:若林 顕
  大阪シンフォニカー交響楽団
●演奏曲:
  モーツァルト 交響曲第25番ト短調K.183(173dB)  
  ハチャトリアン ピアノ協奏曲変ニ長調  
  チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」

このチケットを3名の方にプレゼント!!!

(応募方法)
「大阪シンフォニカー交響楽団希望」と書いて、
ハガキは〒556-8510 fm osaka「くらこれ係」まで。
FAXは06-6646-0856 まで。
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締切は1月7日(水)です。
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出演:くらこれ!編集長こと奥村武司 なにわのよっさんこと吉川智明 DJカネヤン
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